ライトノベル文学論

著者 :
  • NTT出版
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本棚登録 : 63
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757141995

作品紹介・あらすじ

ライトノベルはいかにして、ライトノベルとなったか。他にはない特徴を明らかにし話題のジャンルのヒットの仕組みを探る。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルの「文学論」ということばから予想されるような内容の本ではなく、ライトノベルの歴史と多様化する現在の諸作品を整理し、ライトノベルの主要作品を紹介している本という印象です。

    「ライトノベル入門」のようなタイトルであれば、期待はずれの印象も抱かなかったのかもしれません。もっとも、ライトノベルというジャンルも、ますます多様化しつつ着実にサブカルチャーの一隅を占めるようになっており、ライトノベルの本質について考察するような試みも、現在ではあまり意義がなくなってきているのではないかという気もしています。

  • 一気読みしました。

    『ロードス島戦記』『フォーチュン・クエスト』『極道くん』を細かい意味が分からないまま読んで育った自分としては、色々となつかしかった。
    桜庭一樹や米澤穂積など、今をときめく小説家がライトノベル出身という現状から鑑みるに、ライトノベルは新人作家の登竜門なのかもしれない。
    今や、ライトノベルは中高生だけのものではないのだ。

    でも、ライトノベルは、読みたくても冊数が多くスペースをくうので、可能なら早く全作電子書籍化して欲しい。 

  • ほぼ同じような読書歴をもつ作者によるライトノベル論。
    最近の動向と分析が面白い。
    久し振りに読んでみたい、新しく読んでみたい本も幾つか。

  • 大学図書館で見つけたので読んでみた。
    内容としては
    ・ライトノベルの定義とは
    ・ライトノベルの歴史
    ・スレイヤーズを例にライトノベルを探究
    ・ビジネスという側面からのライトノベル
    といった構成である。
    自分としては、定義とビジネス面の話が読んでて、ふんふんなるほど、といった感じだった。
    ただ期待して借りたわりには、なんともいえない感じです。
    自分みたいなただのライトノベル読者だけでなく、ライトノベルを書こうと思っている人にも、凄く役立つかどうかはわかりません^^;

  • ちょっとライトノベルについて、気になっちゃって、手に取った。

    リアルタイムで読んでた作品とかが紹介されていて、懐かしかったなぁ。

    ただ、この本で言及してるのが少年向けだけっていうのがちょっぴりさみしいかも。

  • ライトノベルについて、「ライトノベルとは何か?」という分類から現在のライトノベルを取り巻く環境、作家について、レーベルのことなど細かく分析されてます。
    斜め読み。

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著者プロフィール

《榎本秋》
作家、文芸評論家。1977年、東京生まれ。書店員、編集者を経て作家事務所・榎本事務所設立。小説創作指南本や歴史解説本など多数の書籍を制作する傍ら、大学や専門学校で講師を務める。本名(福原俊彦)名義の時代小説も合わせると関わった本は200冊を数える。
主な書籍に『描く前に“絵の出来”はすべて決まっている イラスト・ラフの正しい作り方』(秀和システム)や『ナンバー2の日本史』(MdN新書)などがある。

「2023年 『イラスト・マンガ発注マニュアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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