- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757142763
作品紹介・あらすじ
3.11日本国家のメルトダウン、それを誰が如何に喰い止めるのか。保守思想家9人の発言。
感想・レビュー・書評
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日本の保守論客があの大震災をどう考えたか。保守思想のダイジェスト版とも言える本書。
納得できるし、筋の通った意見が多いが、極論が非常に目立つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
9人の保守思想家が訴える、平成「カイカク」への反省の必要と震災復興に向けて日本人はどうあるべきか。。
私は雑誌『表現者』の読者ではないので、この9人のうち西部邁・佐伯啓思・藤井聡・中野剛志・東谷暁の5人しか知らなかった。
もうちょっと読書家なら9人全員知ってるのかな?
実際読んでみて印象が良かったというか首肯するところが多かったのは佐伯啓思・柴山桂太・中島岳志・中野剛志だった。
西部邁は文章が相変わらずで好きになれない。
柴山・中島の両氏については今後その著作を読んでみようという気になった。
現代日本社会のあり方に少しでも違和感を覚える人には是非読んでみてほしい一冊である。 -
チャンネル桜でお馴染みの方々の最近の言説が伺える本。市場に出してはいけないものがある、例えば、人身売買など。でも、労働者はその労働力を数値化され市場を動かす大きな歯車になってる。これは危うく人身売買に近いことなんだ、だからこそ労働者は制度で守らなくてははならないんだ。って話が妙に腑に落ちた。
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3.11以降日本の未来について保守思想化9人による提言をまとめた著。一口に保守といっても筆者らの現状と未来に対する見解は三者三様であり、とりわけ原発に関する意見はかなり分かれています。ですが、おしなべてTPPに断固反対の姿勢と、脱近代文明思想を否定し日本人の旧きよき思想を取り戻そうというスタンスには保守勢に特有の姿勢が感じられます。個人的にはところどころに粗雑な現状分析がある気がしました。保守・リベラル双方の意見を理解したうえでそれらを自分なりに咀嚼し、これからの日本のあり方を考えていくことが重要ではないかと思います。
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ショック・ドクトリン