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- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757150836
作品紹介・あらすじ
新聞記者生活を返上し、自由自在に世界を駆け回る日々。だが75歳を過ぎたころから、老いは否応なしにやってきた。そして人生の"終末期"を迎えたいま、振り返って見えてくるものとは?ときに持て余しながらも、老いと静かに向き合う日々を綴る。
感想・レビュー・書評
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無人島に1冊だけ持っていくということなれば、私は森本哲郎さんの「ことばへの旅」を選びます。古今東西の名言を自身の旅や身近なエピソードを交えて語りかけてくれる名作です。
本作は、2012年、87歳の時に書かれ、森本さんの最後の作品となりました。日々の暮らしが徒然草のように淡々と、鋭く、しかしいつものように優しく綴られています。
この約2年後に森本さんは88歳で亡くなられました。森本さんを知ったのは、学生時代にスーパーでのアルバイト中にラジオでかかっていた「森本哲郎 旅物語」という番組ででした。以来、森本さんの作品を数多く読み、全集も持っています。亡くなられて6年になりますが、今もふと作品を手に取り、そのたびに静かに自分に向き合う時間の大切さを教えていただいています。人生の師、座右の書たちです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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