ファミコンとその時代

  • NTT出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757170469

感想・レビュー・書評

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  • アーケードゲームからテレビゲームに至るまで30年ほどを研究した学術書です。半分がアメリカのビデオゲーム開発のあらまし、半分がファミコンの話。グラフの色が見辛くてもう少しなんとかならなかったものだろうかと思ってしまいました。任天堂提供資料が多く、ほかは雑誌を資料としているので少しもの足りず。ソフト開発側の事情がもう少し載っていればなあ。当時を知るかたがどんどん亡くなってきているので早めに資料にしてほしいところです。

  • 想像以上にしっかりとした学術書。
    ファミコン前後のデジタルゲーム史について、(ほぼ)時系列で述べられている。

    企画者というよりは、開発者視点でのファミコンやその他のゲーム機、そしてそこに集まったソフトメーカーについて語られているので、一ユーザーとしてはなかなか新しい知見が得られた。

    時折、任天堂寄りの解釈があるのはご愛嬌。

  • ストーリーとして面白い本、を求めると肩透かしにあう。しかし、資料としてのボリュームや、知らなかった歴史もあり、ビデオゲームの記録として、ファミコンを中心に開発から普及まできっちり網羅している。そういう意味では面白い。テレビというものが、如何に家族のものであり、またテレビメーカーの支配下にあったのか。そこに風穴をあけていくさま。回収騒ぎがあったなんて知らなかった。 そういえばカラーテレビゲーム6も持っていたよ。カラーテレビゲーム15との価格設定にそんな裏があったとは。巻末の資料集はかなり愉しい。ベストセラー書籍とゲーム攻略本とか。週刊誌の見出しとか。僕はもうゲームそのものにはどちらかというと興味がなくて、ノスタルジーと社会的接点のほうに関心がありますが、そういう意味では満たしてくれていた本。でももうちょっと盛り上がりがほしいなあ!

  • 上村雅之ほか『ファミコンとその時代 テレビゲームの誕生』NTT出版、読了。本年7月で発売から30年。本書は、現代ゲーム産業の礎の開発、誕生、ブームと終焉までを開発責任者と研究者が証言と史料で綴るファミコン史の決定版。http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002261

    第1部では、ファミコンの開発から発売への経緯が追跡され、開発秘話も紹介されている。第2部ではその産業的・社会的影響を学術的に検証され、日本のデジタルゲーム研究の最新の成果と評してよいだろう。ファミコンで遊んだことのない人にもオススメ。

    『ファミコンとその時代』NTT出版の著者の一人・上村雅之氏は任天堂でファミコン及びスーパーファミコンの開発陣頭指揮をとった人物。現在は立命館大学客員教授。任天堂は京都ですが、同大学には、立命館大学ゲーム研究センターがあるんですね。 http://www.rcgs.jp/

  • LSIの商業利用の広がりについては面白かったがファミコンが何であったかという結論が出てないと思う。

著者プロフィール

1943年生まれ。立命館大学大学院合学術研究科教授・任天堂アドバイザー。任天堂在籍時、ファミコンやスーパーファミコンの開発責任者を務める。

「2013年 『ファミコンとその時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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