TOKYO図書館日和

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著者 : 冨澤良子
  • アスペクト (2007年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757213913

TOKYO図書館日和の感想・レビュー・書評

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  • 図書館で目当ての本の隣にあった。
    東京都にある図書館を紹介する本であるが、
    まず「こんな図書館が東京にあったのか」と驚く。
    特集されている図書館のほとんどは規模が小さいが、
    それゆえに個性的な造りの図書館だらけである。

    図書館を新しい視点から見る事ができる1冊。

  •  個人的な話からはじめる。
     数年前に社会人になってからはお金ができたので、「欲しい本は買う」というスタイルが基本になっている。だけど、やっぱり図書館はついつい利用してしまう。何故だろう?
     それはつまり、図書館には新刊書店や古本屋にはない何かがあるからだろう。新刊書店にはとっくに置かなくなった古い本が現役でがんばっていたり、なかなか普通の人が手に取らないような高価な専門書がいつでも読んでくれとばかりに書棚に並んでいたり。時には前読んだ人の書き込みや折り曲げた跡があったりする事も。もちろん雑誌の気に入ったページを破りとってしまうような事はいけないが、このように以前読んだ誰かたちの「想い入れ」のようなものが、痕跡として残っているのもちょっと好きだったりする。
     本好きなら図書館はきっと特別な場所だろう。

     東京に住んでいた頃、家の近くにあった区立図書館をたまに利用していた。小さな図書館で座る場所もロクにない狭さだったけど、僕はこの図書館を結構気に入っていた。
     文庫本なんか古臭いけど面白い本がたくさんあったし、おやっと思うようなマニアックな本がメジャーな本に紛れ込んで何食わぬ顔で整列しているのも微笑ましかった。本を探す人たちの姿が、小さな図書館の中に射し込む日射しと共に記憶に残っている。

     本書は東京にある様々な図書館を豊富な写真と地図つきのデータで紹介している。著者によるそれぞれの図書館を紹介する文章からは、図書館への優しいまなざしが感じられる。
     本のつくりは女性向けのようで、オシャレで雰囲気のある写真がたくさん掲載されているので、小さな図書館写真集といった趣さえある。
     それにしても驚かされるのは紹介されている図書館の数である。本書では33の図書館が掲載されているのだが、旅の図書館(千代田区)とか、アド・ミュージアム東京 広告図書館(港区)とか、OZONE情報バンクライブラリー(新宿区)など、名前を聞いただけでもちょっと言ってみたくなる個性的な図書館がたくさんだ。公共施設としてのフツウの図書館しか知らない地方人の自分としては、そのジャンルの豊富さに驚かされたし羨ましく感じた。というか、東京に住んでいた頃も都内にこんなにいろいろな図書館があるなんて知らなかった。しかも本書でも紹介できなかった図書館がまだまだたくさん東京にはあるらしい。
     図書館って本当に奥が深い。

     暮らしの事、海外の事、文学・絵本の事、芸術の事、メディアの事…その他合わせて7つのジャンルの図書館を取り上げている。
     そこにはたくさんの本があって、それを求めるたくさんの人がいる。身近な好奇心を胸に抱いて図書館の扉を通り抜けた時、単なるコンクリートの建物は知の空間へと変貌を遂げるだろう。

     著者の本好きぶりが伝わってくるのも本書の特徴だ。「はじめに」で著者は『私は「本を読むこと」ももちろん好きだけれど、それ以上に「本に囲まれている」のが好きなんだと、ある時、意識した』と書いている。本好きならこの気持が解る人は多いと思う。そうか、だから図書館にいるのって居心地がいいんだ。

     書店ではこの本には大きな帯がかけられており、はしごを使って大きな書棚の上の方の本を取ろうとする女性の後ろ姿が大きく印刷されていた。まあこの本の38ページに掲載されている写真なんだけど、お気に入りの図書館でこういう風に本を探すのってすごく楽しいものだ。

     図書館へ行く時の昂揚感を語る著者の言葉を最後に引用したい。
     『絶版になってしまった本。自分では、到底買えない高価な本。何万冊もある蔵書に、これからわたしが出会う可能性を考えると、赴くのが楽しみで仕方がない』
     図書館と本への愛情に満ちた本だ。

  • 総合図書館は勿論のこと、食・旅・インテリアといった専門性の高い東京の(横浜も混ざってるけど)図書館を紹介してくれる本。
    開館時間等の情報や写真、地図も豊富で図書館ガイドブックとして適している。
    こんな場所があったんだーという発見が多く、学校にあるような図書館だけが図書館ではない!と再認識させられます。
    ただ、著者の書いている文章がかなり読みづらかった…。

  • 公共・私設問わず、素敵な図書館が紹介されています。
    図書館で借りて、料理などの合間にちょっとづつ読んでいた一冊。

    一館辺り4Pと、スキマ時間で繰るにはちょうどよい感じ。
    ん、見ているだけで楽しくなって、訪れたくなりました。

    やはり、本に囲まれるのが好きなんだろうなぁ、、と改めて自覚。

  • 東京にあるいろいろな種類の図書館を紹介した本。図書館巡りのために東京に行く機会があったら、旅のお供にしたいですね。

  • 内容は専門図書館が、ほぼメイン?
    日本の中にある外国の図書館、雑誌、美術関連、放送関連など。
    マニアック過ぎて、知らない図書館の方が多かった。
    この中の図書館なら、断然『旅の図書館』へ訪れたい。

  • 【配置場所】工大特集コーナー【請求記号】010.2136||T

    【資料ID】10701946

  • ときどき眺めて癒される系の本。
    図書館好きだー。

    インテリアや食をテーマとする図書館があると知り、行ってみたいと思った。
    それから大宅壮一文庫!
    学生の時に先輩に勧められつつ、行き損ねていたことを思い出した。行くぞ。

  • 都内の図書館がいろいろ載っていてよかった!

    どの図書館も魅力的で行きたくなりました。
    貸し出しとか利用制限に関しても載っていたので目星をつけやすい。
    さて、どこから行こうかな。

  • そこは本のある空間。

    電子書籍が発達したら、本屋も図書館もいらないか、という問いにNOを突きつけるような本。「空間」が大事。蔵書構成と空間が、その図書館の個性となる。訪れたい図書館が多数。

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