博覧強記の仕事術

著者 :
  • アスペクト
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757214750

作品紹介・あらすじ

「博覧強記の技能」をあなたに伝授。取捨選択、記憶、整理、思考、発想、そして洗練されたアウトプットが出来るように、ノウハウをもってわかりやすく説明。博覧強記の世界へようこそ。

感想・レビュー・書評

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  • 名古屋までの新幹線の中で読了。それなりのアウトプットを生みだすには、自分の価値観で厳選されたインプット、しかもそれなりの量がないといけない。

  • そもそも博覧強記といっても何かに集中してその筋で一角の知識をもつことを意味していて、そのためには自分の好きな分野で勝負すべし、、と。そしてたんなるオタクと異なるのは、アウトプットの仕方をわきまえていること、、らしい。
     実用的にはほとんど無益で、著者の自慢話にしばしつき合わされたような本。

  • 「博覧強記」 

    この「強記」の部分に常々引っかかってきたような気がする。

    どういう意味だ?「キョーキ」。

    無意識にひっかかりつつスルーしてきた。

    なんとなく意味はわかる熟度だし。

    すごーく、物知りなこと。

    「博覧」はそうなのだが、後ろに「強記」がついている。こっちはつまり、

    すごーく、記憶力が良いということだ。

    「博覧強記」と聞いて思い浮かぶのが南方熊楠。

    やはり、著者の唐沢俊一さんも初っ端の例に出してます。

    それと著者自身も「博覧強記」を体現しているらしいです。

    唐沢俊一さんは蔵書家でサブカルの大家というイメージはあります。

    あと、唐沢なをきの兄さんですね。

    しかし、南方熊楠と並ぶ「博覧強記」かどうかは知りません。

    いや、唐沢俊一さんは嫌いじゃないし、知識量はすっげぇと思ってますけど。

    その他、えらい自慢話が多いです。

    書いている内容はあっち飛びこっち飛びみたいな感じですが、面白い。

    例示につかうエピソードもバラエティに飛んでて、「へぇ」ボタンを押したくなるww

    トリビア。

    でもですね、この本が「仕事術」か?と言われると???

    読書によって生活が豊かになる、その指南書ではあります。

  • 何かもっとぶっ飛んだこと書いてあるのかと思ったけど、案外そうでもなかった。
    「知識を持っている自分」でなく、「知識そのもの」を愛してこその博覧強記、と言ってしまえば当たり前のことですが、ちょっとギクっとなったり。
    情報があふれる世の中で、どうやって自分なりの切り口を見つけていくか。それを見つけるためにも、今はたくさん本を読んでいきたいと思いました。

  • ▼効率の良い勉強
    ・「まいにちやる」、「少しでもやる」
    ・好きなジャンル
    ・短い時間の使い方が重要
     ・一日5分だけは○○する…という習慣をつける
     ・それを拡張していく
    ・山手線のなかでグルグルしながら読む
    ▼集中力:器に見合った量の食事を盛れ
     ・集中出来る範囲を予測し、
      「読めるだけの分量」を予測して持ち歩く(雑誌なら破いておく)
     ・多すぎても少なすぎてもダメ
    ・「短時間しかできない」とういう条件は利点、長くいられない=短時間集中のチャンス
    ▼今の時代は、情報や知識が欲しいのではなく「ある人の解釈」が欲しい
    ▼大人の勉強がものにならないのは「確固とした目標がない」から
     ・大人になってからは「たのしい!」を動機にしないと続かない
     ・「楽しい、楽しくない」が一種の取捨選択の基準になる
    ▼自分に合う本のナビゲーターをつける
     ・その人が薦める本をどんどん読んでいく
     ・「全然興味のない分野だけど、読んでみるか」というところまで来たらしめたもの。
     ・興味の範囲が広がり、守備範囲も広がる
     ・入門書からはいるべし(中年からはバイエルはやるな!)
     
    ▼同じ本を繰り返し読め!
     ・自分の言葉として、本の中の言葉を使う・触発されるためには
      何遍も読み返さないと自分のモノにならない
     
    ▼新しい分野を勉強するときは、どさっと山のようにかえ!
     ・学ぶ上では、「教えてくれる先生が、自分にあうかどうか?」が一番大事。
     ・やっぱり本も人も出会い。
    ★情報は貯めるときよりも始末するときの方が頭を使う、
     本を買えば、その人を賢くする。
     だが、本を売ることは、もっとそのひとを賢くする

  • 「ゴールの道筋を決めている人は成功しない」ってのは、よくある成功本と逆を書いていておもしろいです。チャンスは自分の思った通りの形でやってこないことが殆どで、ゴールのイメージを決めている人はそのイメージと違うチャンスが来ても、自分から断ってしまうっていう...。

  • トンデモ本ブームの張本人、唐沢俊一のトンデモビジネス本。自分の好きな情報は効率的にインプットできるし、魅力的なアウトプットも可能。確かにそりゃそうだろうが。。。

    檀流クッキング完全再現、ザイーガ、X51,ORG、あやしい古典文学の壺、誰か昭和を思わざる、IMDb

  • 一通りよんでみて、再度ぺらぺらめくってみたが、特に心に残る内容はなかった。

    著者はサブカルチャー業界ライターということだが、自分の成功体験を綴っているだけで、特に目新しい概念や、考え方はなし。

  • 『大切なのは、「知識を多く持っている自分」を愛するのではなく、「知識そのもの」を愛すること。』

    一般的なノウハウ本で、主張の軸とされているのは、情報の再構成能力を養うためのインプット&アウトプット手法について。この一文からすると、マスコミの気まぐれで平積みされているような類の本の一種にしか見えないが、中身は中々魅力的だった。要所要所のエピソードチックな主張に説得力がある。まあ、本書に習うなら、単に「楽しんで学べる分野」に属していたというだけの話なのかもしれないが。それ以外に何があるというのだろうか。

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著者プロフィール

1958年生まれ。作家/評論家。と学会運営員。大学在学中からアニメ、演劇関係の仕事に携わる。トンデモを近代サブカルチャーとしてとらえる立場から、と学会の活動に参加。『奇人変人偏愛記』(楽工社)『スコ怖スポット東京日帰り旅行ガイド』(ごま書房)など、著書多数。TV番組「世界一受けたい授業」の先生役などとしても活躍中。

「2011年 『トンデモ本の世界 X』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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