夢もゆとりもあきらめない わたし時間のつくり方

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  • アスペクト
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757215153

感想・レビュー・書評

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  • 著者は一流の人達が提唱する時間術は、「短い時間にたくさんのことを成し遂げて生産力を上げライバルに勝つ」という成功のための方法論だから、フツーの凡人のための時間術は別だという。

    フツーの人達は、「何かに追われているようなセカセカした気持ちをなくす」ことを求めているので、"成功のための時間術"が、しっくりしないのも当然だという。

    私自身のことを考えてみる。
    おそらく、端から見るとバタバタ小走りして忙しなく早口だしで、まさにフツーの時間術がピッタリ。

    「時間がない」とか「忙しい」というフレーズは、人の振りみてウンザリしていたので、いつからか使わなくなったけど、いつも汗汗している状況から脱け出したいものだ。

    方法論を一部ピックアップしてみると、

    ◎やるべきことを減らす方法
    1. 人に頼る
    2. お金に頼る
    3. やらずに済ます

    ◎「できないこと」を見きわめ「やるべきこと」にエネルギーを!

    ある程度は、諦めが必要なのでしょう。
    あれもやりたいこれもやりたいと、多趣味という贅沢な日々を送りたいけど、そうもいかずで、有限な時間の中で出来る事、自分の向き不向きに気づく時期なのか。

  • 一般的には、効率や成功のために工夫する時間術。でも、私たちって本当にそういう「成功」を求めているのかしら?というところから、時間についての捉え方を丁寧に考えさせてくれる内容です。
    漠然と考えていたかもしれないことを明確にやさしく言語にしてくれているような箇所がいくつもあり、自分がより明確になった感じ。
    最後はとても哲学的でもありました。

  • スキルアップや社会での成功を目標とした、ハイレベルな時間術ではなく、イライラしたりばたばたせずに日常を過ごし、いまより豊かな生活を楽しめるようになることを目指す時間術です。

    持ち物を減らして、物を管理する時間も減らすことでゆとりを作る。
    片付けをすることで広い空間を作り、落ち着かない気分や集中力をそぐことを防ぐ。等々、片付け論にも繋がっていくのですが、そもそもの目標が「日々の生活を楽しむ余裕を持つ」というものなので、必然的に家の中の環境、片付けというのも重要になってくるのでしょう。

    印象的だったのは、「忙しがらない」という部分。
    忙しがらない、のんびりかまえるメンタルを持つことも大切だなと思いました。

  • 時間に対する考え方が参考になった。

    「モノが少ないと、時間が増える」
    これ本当にそうだと思う。

  • 現在無職で時間はいっぱいあるのに何故か図書館で借りてしまった本。
    「普通の人は無駄とわかっててもそのダラダラした時間を切り捨てることが息苦しくてなかなかできない」
    自分がうっすら思っていたことを明確に言語化されていてドキッとした。
    その他、全体的にはあまり心に響く言葉はなかったのは、私が無職でヒマだからだろうか?

  • 自分と近い感覚にある所謂「普通の人」が書く時間術の本。とても参考に出来て読んでて楽しかったです。ありがとうございました。

  • 心を整える系の本として読了。

    ■心がセカセカしなくなる基本の習慣
    1)忙しいと言わない
    2)今やっていることを確実にやる
     →ながら行動をやめる
    3)身の回りのモノをへらす
    4)やるべきことを減らす
     →「私は●●のために生きている」を明確にする
     →「人に頼る」「お金に頼る」「やらずに済ます」

    ■夢をかなえる時間の使い方
    ・自分の墓碑銘を決める
     →「自分は●●のために生きている」の答え。
     →結果としてどうだったのかを先に考える。
    ・ワタシ流「心の地図」をつくる→マインドマップ等
     →興味があることを書いてグルーピング。
     →結果として墓碑銘に至る道が見えてくる。
    ・未来の自分への手紙
    ・夢を2つに分ける
     →「すぐやること」「いつかやりたいこと」に分ける
    ・できもしないことはやらない
    ・手帳と仲良くなれる2つの習慣
     →行動を工程化する
     →朝一番に手帳を見る
    ・細切れ時間の活用方法
     →5分、10分、30分でできることを予め見える化しておき、細切れ時間にそれに着手する
    ・なるべくその場で決める
    ・ダラダラ、ぐずぐずから抜け出す方法
     →勢いがついて動き出すきっかけになるものを決める
     →「庭に出て深呼吸」「熱いシャワーを浴びる」「家のまわりをぐるっと一周してくる」など
    ・ギリギリ癖を治すヒント
     →締め切りを意識して、今やるべきことがなにかを考える
     →締め切りがないものは、この問題を放置した場合に1年後、五年後、10年後、自分の最期のときにどういうことが起きるかを想像してみる。
     →あまり影響がないものは先延ばしでOK。

    ■時間の質が高まる暮らし方
    ・きちんと暮らす
    ・習慣を定着させる
     →習慣化するには最低2週間、ちゃんと定着するなら1ヶ月は必要
     →習慣化は一つずつやる。
    ・好きなモノと暮らす
    ・まわりとつながる
     →SNSはつながっているとは言わない。リアルに会おう。
    ・自然とつながる
    ・一人の時間を大切にする

  • 著者の他の本を以前に読んだ時にも感じた共感が、本書でも随所にあった。マインドフルネスとシンプルライフを等身大に描いてくれた!という印象。10年後の自分への手紙や、マインドマップ(のような)心の地図、など実践しやすく効果的な内容。「モモ」からの引用などもとてもイメージがしやすい。定期的に何度も読み返したい、普遍的な内容の本だった。

  • 真新しい情報はなし。
    生活の効率化術のようなもの。

    この類の本はもう卒業かな

  • シンプルにすれば、こんなに楽だったんだと思った本。モノ・時間・人間関係なんでもシンプルにすると楽になった。
    つまづいたらまた手にしたい本。

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著者プロフィール

1965年生まれ。出版社勤務を経てフリーランスに。シンプルライフをテーマに幅広い分野で執筆を行ない、ロングセラーとなる著書を数多く刊行。著書に『持たない暮らし』『買わない習慣』(アスペクト)など多数。

「2014年 『シンプル生活手帳2015』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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