アメリカの高校生が読んでいる金融の教科書

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757216556

感想・レビュー・書評

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  • マクロ経済の入門書的な本。大学時代に勉強したことの復習にちょうどいい。
    金融機関、証券市場、国債、為替の4つの分野について解説されている。

    金融機関の章ではサブプライム問題を通じてアメリカの金融の特異点(日本と比較して)であるホームエクエティローンと信用の仕組みが勉強になった。あのころアメリカでおこっていたことは日本のバブル期と本質的には変わらない気がした。そのほかに市中銀行や中銀の役割についても書かれている。
    証券市場は需給によって価格が形成される。
    バブルとは何らかの原因で需給が崩れ異常な価格の高騰が起こること。暗黒の木曜日ではマージンローン、暗黒の月曜日ではLBOブーム。空売りやヘッジファンド、デリバティブなど。。。本来的にはリスクヘッジのための手法が独り歩きしてバブルを生んでいく。
    国債と株はトレードオフ。国債利回りが長期金利になる。中央銀行は国債を通じて公開市場調査を行う。
    為替市場は固定相場制の仕組みが勉強になった。たいえず無制限介入を行っているイメージ。

  • サブプライムローンとはどういうものかがわかった。
    ローンを組めなかったサブプライム層をターゲットに、そして、借金して買っているものを担保にさらにお金が借りられるなんて、しくみにびっくりだ。
    まだまだ知らないことが多すぎる。得するために知るというより、自分で考えて納得して選択するために知りたいと思った。
    為替にもとても興味があるが、わからない言葉が多く、後半はパラパラめくりだった。
    シリーズで数冊あるようなので、違うのを読んでからこの本を再読したい。その時はきっと今より少しは理解できるだろう。

  • アメリカの高校生シリーズの一冊。
    金融と漠然と言われてもよく分かりませんでしたが、この本を読むことで、ざっくりとですが理解を深めることができました。

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  • 本書は、アメリカの学生向け経済教育の指導要領を基に、過去に実際に世界で起きた「サブプライムローン問題」、「ミシッシピ会社事件」、南海泡沫事件」等を使って基礎的な経済学について大変わかり易く説明されている。
    日本の高校生や若者にも是非読んで欲しい一冊!

  • ・金融の歴史とか用語とかわかりやすくて良かった。こんなこと勉強してるのかアメリカ人は。
    (同僚から借りた)

  • わかりやすーい!

  • 090326

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著者プロフィール

早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授1948年、東京生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程中退。学術博士(早稲田大学)。専門は、アジア太平洋地域の国際交流論、経済学教育論。主な著書に『アメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書』『ガブッ!とわかる世界一やさしい行動経済学の教室』(小社)などがある。

「2013年 『アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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