幻の1940年計画: 太平洋戦争の前夜、“奇跡の都市”が誕生した

著者 :
  • アスペクト
3.83
  • (3)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 32
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757216600

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あの戦争がなければ、かなりの前倒しで実現したかもしれない幻の「オリンピック」「万博」「テレビ放送」「弾丸列車(新幹線)」。
    これが1940年(昭和15年!)に出来ていたかもしれないという。

    この時代のイメージといえば、歴史の教科書やテレビなんかの影響で、戦争に進んでいく暗いくら~い時代という印象が強いですが、こんなふうに庶民が未来に夢を見ることができる時代でもあったのだな、ということが認識できました。

    それにしても、戦争というのは、こんなふうに「手が届きそうだった夢の未来」をストップさせ、はたまた後退させ、あげく消し去ってしまう。
    良いことなんか、な~んもありゃしない。

  • 太平洋戦争へ突入する直前の1940年。日本は東京オリンピックの誘致に成功、また万博も同時開催、テレビ放送の開始、東京~北京間の時速150キロのSL「弾丸列車」の計画があった。もし成功していたら・・・たいへん興味深い内容。ちなみに映画K-20はこの世界観に乗っ取り、街をデザインしたとか。キーマンは後藤新平。彼は時代の波に乗っかり、緻密なマーケットリサーチをして、インフラを整備しようとしていた。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

メディアプランナー。代表・草場滋。1995年「ソニー・アート・アーティスト・オーディション」入賞。1998年「フジテレビ・バラエティプランナー大賞」グランプリ。2001年より20年間、月刊誌「日経エンタテインメント!」(日経BP)にて『テレビ証券』を連載。2016年よりウェブサイト・チェリーにて『指南役のTVコンシェルジュ』を連載。ホイチョイ・プロダクションズのブレーンも務める。代表作にテレビ番組『逃走中』(フジテレビ)の企画原案、ドラマ『東京007』(フジテレビ)の脚本、映画『バブルへGO!』(馬場康夫監督)の原作協力など。著書に『タイムウォーカー~時間旅行代理店』(ダイヤモンド社)、『キミがこの本を買ったワケ』(扶桑社)、『空気のトリセツ』(ポプラ社)、『「考え方」の考え方』『テレビは余命7年』(大和書房)、『幻の1940年計画』(アスペクト)、『「朝ドラ」一人勝ちの法則』(光文社新書)など。

「2022年 『黄金の6年間 1978-1983 ~素晴らしきエンタメ青春時代~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

指南役の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×