味写入門(あじしゃにゅうもん)

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著者 : 天久聖一
  • アスペクト (2010年3月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757217706

味写入門(あじしゃにゅうもん)の感想・レビュー・書評

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  • 古めかしい装丁で、昔の本かと思いきや、去年発刊されたまだ新しいものでした。
    あえてレトロに作り上げているようです。

    一般人が撮影に失敗した失敗写真の写真集、と聞いていましたが、予想のななめ上を行く強烈さで、はじめどうしたらよいのかわからずにとまどいました。
    「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載されたものと知って、ようやく押さえどころのツボがわかってきます。

    写真は、映し出された情報を見る側に伝えるものですが、一枚の写真が持つ質と量のバランスが崩れると、なんとも変な感じになって、見る側は混乱するものなんですね。
    事実が証明されているはずなのに、なにも伝わってこないものや、てんでばらばらの情報量が多すぎてパニックになりそうなものなど、謎に包まれたものが多数紹介されています。

    失敗と偶然が織りなす絶妙な効果を、あえて紹介している編集者は、それを"神のいたずら"と呼んでいました。
    昭和期のレトロな時代を感じさせる写真が多いです。
    昔の方がフリーダムで大らかだったんでしょうか。

    写真と一緒に、編集部がつけた文章が掲載されています。
    つまりは、正確な写真の解説ではありません。
    説明が多少こじつけめいており、妄想が炸裂していますが、その文章がないとさっぱりわけがわからず、「もやもや」しか感じられずに落ち着かないのです。

    ツボにはまったのは、「おじいさんの湯気」「商売上手」「一枚の迷宮」「シンクロナイズド睡眠」「ハトおじさん」。
    表紙の家族写真からして、しょっぱさ満点です。
    「残念な雪だるま」は、関東地方も同じ状態になると胸が痛みました。

    電車の中で読んでいたので、吹き出さないようにするのが大変でした。
    肩を揺らさないように気をつけながら、おなかの中だけで大笑いしました。

    卒業式に、年長者から壇上で段ボールを渡されている写真も妙でした。
    理由が分からないと謎でしかありませんが、ダンボール専門学校の卒業式の様子だと知りました。
    専門学校があるんですねー。

    うっかり撮り損ねた失敗写真も、見ようによっては味のある味写になって、みんなに笑いを提供できるんということがこの本で証明されました。
    これから撮影する時に、大らかな気持ちで臨めそうな一冊です。

  • 2、3個、声をあげて笑ってしまうものがあった。
    それ以外は、ふふふ、という感じのゆったりさ。

  • んー、
    クスッとなるけど、一回見れば良い感じ。

  • 当たりハズレが激しいけど、笑ってしまって電車の中では読めない本。

  • プロには出せないクオリティの低さ
    VOWとは違った面白さ
    脱力感

  • 場面の確認、すぐに取り直しが簡単に出来るようになってしまった昨今にはない、「味のある写真」をあつめた写真集。
    カメラ屋さんにインスタントカメラを持っていき、出来上がりの写真で皆で爆笑した記憶が蘇る。

  • 【あらすじ】
    「ほぼ日刊イトイ新聞」に4年にわたって連載された人気企画「天久聖一の味写入門」が一冊の本になりました!

    「知らないあいだにへんなものが写ってた!」
    「なぜ撮ったのかまったく意図がわからない……」。
    そんな「失敗」写真も見方を変えれば、味わい深いお宝ショットに大変身。
    失敗と偶然が絶妙の効果を発揮した「味のある写真」=「味写」。

    神のイタズラとしか思えない名作の数々を、『バカドリル』などで知られる奇才・天久聖一さんが膨大な味写の中からセレクション、新しくコメントを加えて案内します。

  • 良い写真とは撮影者の意志を離れたところで偶然撮れるものであり、撮影者本人がその価値に気づいていないことさえある、という確信を深くした。
    気に入らなければその場で消せるデジタルカメラの時代になって、どれだけ多くの味写が残ることなく消去されているのか考えると、本当に残念でならない。

  • 素人にしか撮れないような味のある写真という名の、奇跡の失敗写真を集めた本。クスクス笑える緩さです。

    そういえば「失敗写真」なんてしばらく見ないなぁ。デジカメの普及と共に消えゆく文化なのかもしれません。そんな哀愁に駆られなくもありません、かね?

  • 独特な写真たち。おそらくほとんどが偶然で取られたであろう写真たち。すぐに消去できるデジカメ時代には残りにくい写真が沢山あります。こんな失敗とも思えるような写真ほど、あとからみると笑い話ができたりするいい思い出になるんだよねー。

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味写入門(あじしゃにゅうもん)の作品紹介

明らかにシャッターチャンスを逃し、構図はデタラメ、ときには赤の他人が堂々と真ん中に写っていたり…。そんな"失敗写真"を押し入れの奥から発掘し、改めて眺めてみると、撮った当時は気づかなかった意外な味わいが生まれていることがある。失敗と偶然が絶妙の効果を発揮した「味のある写真」=「味写」。神のイタズラとしか思えない名作の数々が、あなたの脳をとろけさせます。

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