この映画には2つのテーマがある。
ひとつは映画でなければ表現できないこととは何か。
現実の世界とは異なる世界を映像を通じ、見る側の世界観を拡げるもの。
それが、映画の使命であり、喜びだと映画『ヒューゴ』では全身で伝えてくれる。
『ヒューゴ』の宝箱のような美しい映像で描く、魔法のような世界感がとても素敵だった。
もうひとつは生きる意味。
『人は生きる意味を見失うと壊れてしまうんだ。君の生きる意味は何?』
この世の全てに無駄というものはなく、意味があり、使命があって生きること。
それを探し、見つけ、使命に人生を賭けることだとこの映画は教えてくれる。