本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757221598
感想・レビュー・書評
-
意外に面白かったので、さらっと流して読むつもりが腰を据えてしっかり読んでしまった。
東京の人には江戸落語の文化と上方落語の文化の比較文化論的な読み方ができて面白いと思う。
テレビに出ていた人がポンッといつでも噺家になれてしまう上方、前座から修行を積み重ねて芸を磨いていく江戸。
自分は落語を「芸」の世界として捉えているので、そんな上方落語の文化は好きではない。
ただ、上方の方が落語社会に余裕があって人に対して寛容な感じがするので、その点は江戸には無い美徳だと思う。
この本を読むまで自分の中にあった「上方落語の文化はNG」という、偏見というか無理解な点が変わった、というのが意外すぎる収穫だった。
どうでもいいんだけど、月亭方正さんの写真を見ると春風亭百栄さんに見えて仕方が無いw詳細をみるコメント0件をすべて表示