アホウドリの糞でできた国 (アスペクト文庫)

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著者 : 古田靖
制作 : 寄藤 文平 
  • アスペクト (2014年5月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757223325

アホウドリの糞でできた国 (アスペクト文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 文を書きました。自分ではすごく気に入っている一冊で、文庫化に際して2005年以降のナウルのことも加筆しています。楽しんでいただけましたらうれしいです。

  • この太平洋の赤道付近に浮かぶ「サンゴ礁にアホウドリが大量の糞をして、その糞が堆積してできた島」は「その糞だけでお金持ちになった国」という素敵なお伽噺めいた縁起から展開される「ナウル共和国」の絵物語は、柔らかなタッチで語られながらも、実に含蓄の深いものがあり、結局は化石燃料依存の現代社会で胡坐をかく僕らの優しくて悲しいカリカチュアにも見えるし、文庫本加筆増補された旅行者との対談で語られる「ナウル」の今の姿も、ポジティブとも諦めともつかない国民たちのリラックス感は、ちょうど駄目になっていく会社の「明るく淀んだ空気」とも何となく似ていていろいろ考えさせられますが、作者はそんな穿ったことを声高に主張したいわけではなく、シンプルにこんな南の島の国家があることに「すごいなー」と驚いて、キラキラとした目で眺め、深い「ナウル」愛溢れているため、一度行ってみたいな!という気分になります。

    子供にも読ませたい絵本です。

  • 2004年に出た書籍の、ただの文庫化ではなく大幅加筆増補版。「その後のナウル」を訪ねた日本人たちの対談つきなのです。おおまたリン鉱石掘ってるのかーとか、そもそも入国の手続きからしてよくわかんないのね、とか、本編とは違った角度からまたナウルを知ることができる。本編でナウルのことがよくわかり、対談読むと今のうち行っといた方がよいのではというか行きたい気持ちになる

  • 如何ともし難い問題を抱えているナウル。悲観的でもないんでしょうね。南の島のよさかな。

  • 簡単でわかりやすい文書と素朴なイラストで、とても読みやすい本です。読んでいる最中から、ナウルに行ってみたくなりました。
    実際にナウルを訪れた人達の座談会も面白いです。

  • 本当に実在して、かつて日本の統治下にもあったという、アホな国のお話でした。

    (2014/8/10)

  • 「事実は小説よりも奇なり」という諺を地でいく、ある国家の波瀾万丈ドキュメンタリーが寓話風に紹介されている。太平洋に浮かぶ島国・ナウル共和国は、国土面積わずか21km^2(品川区とほぼ同じくらい)でバチカン市国、モナコ公国に次いで世界で3番目に小さく、人口も約1万人(夕張市とほぼ同じくらい)と少ないが、良質な化学肥料の原料となるリン鉱石を産出していたことにより、一時「世界で最も豊かな国」とも呼ばれるほどの繁栄を享受していた。しかし、20世紀末にリン資源が枯渇し、破産国家へとまっしぐら。ナウル政府は、とんでもない奇策を打って危機を乗り越えようとするのだが…。

    (参考)外務省のWebサイト(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nauru/data.html#section1)にも、「親西側を基本としつつも独自の自主外交を推進」「経済活動が破綻状態」といった記述がある。

  • 世界で3番目に小さいナウル共和国の話。

  • さっくりと読めて、ちょっと考えさせられる。
    楽園なんて苦難の出発地点なのかもしれない。

  • マジ?って思える話。字数を少なくイラストを入れて、読み易くしてあり楽しめた。国の名前をすぐに忘れちゃうから、ここに記す。ナウル共和国

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アホウドリの糞でできた国 (アスペクト文庫)の作品紹介

だれも働かない夢のような国がありました……
 税金ゼロ。学校・病院はタダ。食事はすべて外食。国民は誰も働かない……。そんな夢のような国が、本当に存在します。太平洋の赤道付近にぼんやり浮かぶ島、その名はナウル共和国。さんご礁にアホウドリが大量の糞をして、その糞が堆積してできた島です。この糞は長い年月を経て燐鉱石(肥料の原料になる)となり、国民は何もしなくても生きることができたのです。
 しかし、この世界史上サイテーのなまけもの国家を襲った(ある意味しょうがない)危機! 政府が立案したまぬけな打開策の数々! などの顛末が描かれて、はや9年。その後のナウルはどうなったのか? ぼんやりしたままなのか? そこで、このたびの文庫版では「その後のナウル」を知る人々を招き、大座談会を開催。やはりというかさすがというか、アホウドリの糞でできた国だけのことはあるなあという衝撃の結末があきらかに(ただし、やわらかめ)。

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