無限の本棚: 手放す時代の蒐集論

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  • アスペクト (2016年3月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757224599

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無限の本棚: 手放す時代の蒐集論の感想・レビュー・書評

  • 著者のコレクター遍歴とコレクター哲学(?)が存分に披露される。
    著者経営の「マニタ書房」含む古本屋事情も惜しみなく語られ、興味深い。

    コレクター遍歴の方は、受ける印象は人それぞれだろうが、私としてはかなり共感できる部分があり、思わず笑ってしまう箇所も多数あった。

    蒐集欲とは、「物欲」(=所有欲)と「整理欲」(=バラバラのものを秩序立てること)からなるものである。
    後者があまって「エアコレクション」(=現物を集めずに、集める行為を楽しむこと)の地平に達したのが著者である。
    これまた共感できるところが多かったが、自分は「物欲」派の傾向も強いことに気づかされた。

    本書を読むと、古本屋に行きたくなるし、何かをコレクションしたくなるし、古本屋を経営してみたくなるし、何より多趣味でありたくなる。

    色々な観点から視野を広げてくれる良書。

  •  自分は物欲がないからコレクターではないと思っていたのだが、無数に映画を見続けている事や聞き始めたラジオ番組をコンプリートで欠かさず聞きつづけなくてはならないというような気持ちは整理派の気質であり、エアコレクターの一人であったのかもしれないと思った。釣りも好きなのだが、釣ってみたい魚をリストアップしてサイズにはあまりこだわりがないのもそうなのかもしれない。今までなかった着眼点を提示していただきとてもスリリングだった。

     作者のとみさわさんは勝ち負けには関心がないとおっしゃっているが、誰かと争うわけではないけれど世界一を目指していらっしゃるのはすごく負けず嫌いであると思った。

     僕も本を出してはいるもののヒットと言えるようなものはなく、まるっきり人知れず描き続けており、果たしてこんなことに意味があるのだろうかと虚しくなる時がある。しかし、とみさわさんのような顕微鏡のような目を持って本と接してくださる人がいると思うと励まされる。

  • コレクターには、物欲タイプと整理欲タイプがいる。
    もちろん両方もっている人もいる。
    う〜ん納得。
    そして物欲には当然財力が必要。
    そうなのだ。
    そこに問題があり、かつ先行している人に追いつけないのだ。
    そして今は、ネットで先行している人の情報がイヤというほどわかる。

    なので、エアコレクターや誰もやってないコレクションを考える、という部分には、共感出来た。

  • 「エアコレクション」というのが目からうろこの発想であった。

  • 酒フタやキン消し、ミニカー、切手、コミック、ジッポー、野球カード、ダムカード…等、重度のコレクターを経て、古書店を開く。モノを持つことより、エクセルシートにリストを整理してチェックしていくことで満足するに至る。

    無限とはデジタルかと推測していたのですが、一度は買うもののそれをお客さんにまた買ってもらうことで、物理量は増やさない、ということでした。それもありなんだと思いました。

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無限の本棚: 手放す時代の蒐集論の作品紹介

「コレクションの鬼になれ。僕が『蒐集』の文字を使うのは、文字に鬼が入っているからだ!」
蒐集にとりつかれ、50年の人生から導き出された驚愕のコレクション論!
何も集めないコレクター、溜め込むことから開放された「エアコレクター/エアコレクション」とは?

子供の頃から、常に物を集めていた。
集めるという行為が好きで、蒐集が趣味ともいえよう。
集める対象も増えれば、物も溢れかえる。
だが、収納スペースも、家計も家族も気になる。
手放しては集め、集めては手放すを繰り返した。
そして、物欲は無くなったと思った。
なのに集めている。
蒐集欲は物欲だけではなかったのだ。その正体とは……?

もう、収納スペースも、家計も家族も気にならない。収集欲は物欲だけじゃない。
物は何も集めない「エアコレクター」。
日本一ブックオフに行く男が語る、無限に集められる「エアコレクション」とは?

この世に集められていないものなどない。
途方もないコレクション論のはじまり。

─ガタガタ言ってると集めるぞ、コノヤロウ!─

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