ヒトは、こんなことで死んでしまうのか

著者 :
  • インデックス・コミュニケーションズ
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757302549

作品紹介・あらすじ

われわれの隣にあって、しかしほとんど知られていない死の現実について、他に類を見ない豊富な知識と経験を持つ法医学の第一人者が、これまでにない角度で、死を語り尽くす。意外な現実、想像もできない事実、不思議な人体の謎、死の知識の常識・非常識、知っていそうで知らない医学的知識…、われわれは死について何も知らなかった。監察医として二万体の検死・解剖を行なった著者が、持てる知識と経験のすべてを明かす「生と死のバイブル」。

感想・レビュー・書評

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  • H31.1.19 読了。

    ・元監察医として2万体の死体の解剖を通して見えた死から生について書かれた本で、多くの医療関係者に読んでほしい一冊だと思う。

  • 楽しかった。法医学なのでグロテスクな内容もある。

    なによりも、学生時代に苦手だった生物・人体の仕組みというものが、「死」という結果から原因の謎解きをすることによって理解しやすくなったと感じる。
    人間はどうしたら死んでしまうのか=どのようにして生きているのか
    死というものへの根本的な恐怖、関心があるから、「生きるためのメカニズム」として教わるよりも「こうなると死にますよ」と教えられるほうが頭に染み付く。

    人体の構造の無駄のなさ、それ故の脆さ、死体の状態などわかりやすく説明してくれている。

  • タイトルの通り「えっ、本当にこんなことで死んでしまうの?」という話ばかりです。日常に危険は潜んでいます。

  • タイトルに惹かれて借りてみました。しかし、大半が一般的には知られていることだったので少し物足りなかったです。舌を噛み切っただけでは死なず、噛んだことによる出血が気管に入ることによる窒息死だというのは覚えておこうと思います。

  • 図書館。
    監察医から見る死は結果。死体は原因を知る物。
    そこに神秘的なものはない。

  • 元監察医で2万体の死体を検死した上野正彦さんが
    いろいろな【死因】について教えてくれる本です!!
    常識とされてる事が実は間違いだったりする
    健康のための階段の昇り降りの危険とか。
    舌を噛み切っても死ねないとか。
    火事現場で水をかぶってもダメとか。
    ゲップをガマンして死ぬとか。
    尻を蹴られて死ぬとか。
    鼻血で死ぬこともあるとか。
    ヒトの体温の限界とか水だけでどれくらい生きられるかとか眠らないとどうなるとか。
    生と死の境界線みたいな話やら。
    死体の不思議やら死因の見分け方やら。
    面白かったです(笑)
    人間って意外としぶとく生きたり
    あっけなく簡単に死んだり・・
    結局は運って事なのかなぁ。。

  • 監察医、上野正彦の著書で初めて読んだ本。
    人間がこんなにもろく儚いとは・・・。
    興味深かったので今後も読んでみたい。

  • 僕の教科書。

  • 日常に潜む『死』にいたる行為がとても分かりやすく書かれている。ぜひ教科書として学校でも授業に使って欲しいと思う。

  • 現代の子どもは乱暴で、無茶はどういうものかとか、手加減とはどう言うものかとかをわかっていないことが多いので、この本を子ども向きに書いて欲しいなと思いました。

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著者プロフィール

昭和17年、和歌山県生まれ。京都大学法学部卒業。職業:弁護士・公認会計士。●主な著書 『新万葉集読本』、『平成歌合 新古今和歌集百番』、『平成歌合 古今和歌集百番』、『百人一首と遊ぶ 一人百首』(以上、角川学芸出版。ペンネーム上野正比古)、『光彩陸離 写歌集Ⅲ』、『ヨーロッパの大地と営み 写歌集Ⅱ』、『ヨーロッパの山と花 写歌集Ⅰ』(以上、東洋出版)

「2016年 『万葉集難訓歌 一三〇〇年の謎を解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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