オキナワの家 (くうねるところにすむところ 3)

著者 :
  • ジェイ・インターナショナル
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本棚登録 : 39
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (55ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757302761

作品紹介・あらすじ

子どものころ、どんなふうに家ですごしていたか、何が楽しかったか、どこが楽しかったか。建築家が子どものころに住んでいた沖縄の家について描いた絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 沖縄の家づくり+文化について描かれている。
    今の家づくりに通じている部分が感じられる。

  • 沖縄の家づくりと営み、歴史について書かれた本。
     沖縄の伝統的な住まいの特徴で特に屏風(ヒンプン)と雨端(あまはじ)が興味深い。屏風は路地と建物との間にある衝立のことであり、目隠しと魔除けの意味が兼ねている。他にも屏風を右に曲がると離れや客間、左に曲がると炊事場や納屋がある。人間を上手に振り分ける役割もあり、この衝立があることで緩やかに外部と内部を緩やかに繋げている。
     雨端については大きな軒下空間のことを指す。沖縄は台風が頻発に通過し、雨が多く降ると共に夏場は強烈な日差しが差し込むため、軒の出を長くすることで内外の接続部を長く取っている。そのようにして生まれた空間が雨端である。雨端は外でも内でもない中間領域であり、その空間は色々な行為を行うことができるなと思い魅力的だなと思った。

     著者伊礼智

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著者プロフィール

伊礼智(いれい・さとし)
1959年沖縄県生まれ。1982年琉球大学理工学部建設工学科計画研究室卒業。1983年同研究室研究生修了。1985年東京藝術大学美術学部建築科大学院修了。丸谷博男+エーアンドエーを経て、1996年伊礼智設計室を開設。2012年~住宅デザイン学校校長。2016年~東京藝術大学美術学部建築科非常勤講師。

「2021年 『伊礼智の住宅設計作法Ⅲ 心地よさの ものさし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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