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- Amazon.co.jp ・本 (55ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757302761
作品紹介・あらすじ
子どものころ、どんなふうに家ですごしていたか、何が楽しかったか、どこが楽しかったか。建築家が子どものころに住んでいた沖縄の家について描いた絵本。
感想・レビュー・書評
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沖縄の家づくり+文化について描かれている。
今の家づくりに通じている部分が感じられる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
沖縄の家づくりと営み、歴史について書かれた本。
沖縄の伝統的な住まいの特徴で特に屏風(ヒンプン)と雨端(あまはじ)が興味深い。屏風は路地と建物との間にある衝立のことであり、目隠しと魔除けの意味が兼ねている。他にも屏風を右に曲がると離れや客間、左に曲がると炊事場や納屋がある。人間を上手に振り分ける役割もあり、この衝立があることで緩やかに外部と内部を緩やかに繋げている。
雨端については大きな軒下空間のことを指す。沖縄は台風が頻発に通過し、雨が多く降ると共に夏場は強烈な日差しが差し込むため、軒の出を長くすることで内外の接続部を長く取っている。そのようにして生まれた空間が雨端である。雨端は外でも内でもない中間領域であり、その空間は色々な行為を行うことができるなと思い魅力的だなと思った。
著者伊礼智
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