ながされて藍蘭島 9 (ガンガンコミックス)

著者 : 藤代健

• スクウェア・エニックス (2006年10月21日発売)

感想・レビュー・書評

[薄螺羽蜻蛉さんの感想 · 2013年6月3日]

この9巻では、だいぶ遅れたが新キャラの少女、みちるが登場する。
このみちる、作者が忘れていたくらいなので、色々と影が薄い。
半妖怪だったり、行人の妹と似ていたりと特徴はあるのに、なんとなく印象に残らないキャラだったりする。
で、このみちる登場と同時期に、行人の妹である美咲が回想で登場する。
詳細は先の巻にならないと明かされないが、このみちると美咲には何らかの関係があった、ような気がしないでもない。忘れた。
この巻で美咲が、遭難する前に行人に「大事な話」をするつもりだったことが明かされる。
前後の状況から想像するに、「お兄ちゃんと私は血が繋がってないんだよ！」「な、なんだってー！？」な気がしないでもないが、どうだろね。
このマンガ、当初からあちこちに伏線をいっぱい張るんだけど、あんまり回収する気がないんだよね。
回収したとしても凄く遅くなるし。伏線投げっぱなしマンガ。
みちるの名前がもしも漢字で「美散」と書くなら、いかにも「美咲」との因果関係をうかがわせる。
でも、その伏線はなかなか回収されない。投げぱなーし。
それはそれとして。
前巻で新キャラとして登場したしのぶは、今巻でも引き続き出番が多い。
同じ新キャラでもみちるとは凄い違いだ。(笑)
第二回婿殿争奪杯も始まる。
今回は顔と名前が一致しないようなサブキャラ少女達もたくさん登場。
しのぶやりんと戦ったなぎなた少女「はね」が一押しだが、他にも数人可愛い娘がいたりする。
レギュラーになってくれるとうれしいが、まあない。（ ﾟдﾟ）
このイベントで行人は東西南北の主と総当り戦になる。
いつもに比べて、バトル展開も増量中。
ただ、この婿殿争奪杯は9巻内では終わらないので、10巻に続く。

[二次元研究所さんの感想 · 2012年5月25日]

4757517971　187ｐ　2006・11・22　初版