スクウェア・エニックス小説大賞アンソロジー ひぐらしのなく頃に 語咄し編 3

制作 : スクウェア・エニックス 

• スクウェア・エニックス (2008年12月22日発売)

感想・レビュー・書評

[Pecteilis radiataさんの感想 · 2013年11月7日]

　どうしてこうもいろいろと皆さん書けるんでしょうかね。これだと絶対本家を食ってしまいそうですがいかがでしょうか。

　このシリーズ1、2を読み進めてどこまで息が続くのだろうかと思っていましたが未だ劣えず本家をしのぐ勢い恐れ入ります。

　それだけオリジナルのストーリーがすばらしいのでしょう作者が喜んでいるのが目に浮かびます。
　
　ということで今回の自分ベストは
　詩音アフター
　ハト時計と慈愛の家の夢
　富竹ジロウは二度死ぬ　　　かな

[omitoさんの感想 · 2010年3月21日]

正直、どれも面白いです。

友人とこの作品世界について話すときはまず、その友人がどのような主観を持ってその作品を捉えているかを聞き取りながら、その上で僕はこの方向から話そうなどと、低脳のくせに偉そうな考え方をしているので、おかげでこの作品のカケラひとつひとつが大好きなのです。

[きりゅさんの感想 · 2008年12月24日]

2008/12/23購入・2022/07/16読了。

リミット
竜騎士さんが言ってる意味がわかった。何となく最後の展開が読めてしまう。墓参りに来た時点でサクッとやった方が意外な展開に思えたかも。とはいえハッピーエンドで終わったと思われたお話を、爽快に裏切った結末であることには違いない。面白かった。

ありがとう
羽入の力がなくなって、ある日突然消える話。うーん、なんだろう。個人的には苦手かな。梨花がここまでダラダラ引っ張るとは思えないから。

詩音アフター
まさか詩音が悟史から離れて圭一を好きになる世界線があるとは目から鱗。

あの日の思い、今の思い
授業参観をめぐる梨花のお話。羽入優しい。梨花も子どもらしいところあるんだな

鹿骨小町
ごめん馬曳さんの名前を見た時点で葛西のお父さんかなという予想ができてしまった。全然関係ない名前なら意外だったかもしれないけど…古手の息子は意外だった。

おかえりとさよならと
まさか沙都子と羽入が梨花で引っ張り合う事態になるとは思わなんだ。可愛らしいお話。

ハト時計と慈愛の家の夢
終末作戦をやった後の鷹野のその後の話。地の文モノローグ多かった…鷹野の後悔が綴られてた感じ。2ヶ月…早かったなぁ…

肝試し編
みんながL5になって終わるとは思わなんだ。完全なるギャグ話で笑わせてもらった。オチも秀逸。

圭一の告白タイム編
告白しまくるのは予想できたけど最後のゲイ？オチは予想できなかった笑

北極星をつかむ
確かに6日目に登るなら初日に登ればよかったのにと思うわな…まさか登って終わりだとは思わなんだ。

富竹ジロウは二度死ぬ
ロールプレイングゲームはなるほどーと思ったけど、一体どこまでロールプレイングゲームなのかがわかりにくいかも。多分診療所で入江と鷹野が話してるところは鷹野本人かな？

雪渡し編
諦め続けていた世界の梨花が、おそらく祭囃し編後と思われる世界に1週間だけやってくる話。どうか諦めないでほしいという羽入のわがまま。そして優しさに泣いた。

ようやく読み終えた…。今回読んでみた感じだとあまり解釈違いがなくて良かった。読後感があまり合わないものもあったけれども。