鋼の錬金術師(27) (ガンガンコミックス)

著者 :
  • スクウェア・エニックス
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本棚登録 : 5518
感想 : 447
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757530546

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ全体を通して、主人公兄弟の成長という面で、うまく描かれている作品だと思います。
    「錬金術」という”特殊技能”の有無ではなく、人の命そのもの一つひとつに価値がある、ということがメッセージとしてしっかりと伝わってきます。

    それぞれの役柄、とくに「悪役」がなぜそのような行動を選択したのか、という動機も(彼らなりの)理論がしっかりとしているように思いましたし、戦闘シーンは、軍同士の戦いも、個人同士の戦いも「どのような技を用いて、どのように動いているのか」が細かく丁寧に描写されている印象でした。
    そのあたり、昨今の人気作よりも作品の作り込みがしっかりしているように思います。

  • 最強の敵を前に、追い詰められるエド。兄の危機を助けるため、アルは扉を開くことを決意する…!!戦いの行方は!?そして、兄弟が辿り着いた答えとは…!?No.1ダークファンタジー堂々完結!!!外伝「もうひとつの旅路の果て」も収録。(Amazon紹介より)

    最後の見開きの2ページの言葉が、この物語を、そしてこの世の「真理」を象徴しているなと思いました。何かを得るために犠牲にしなくてはならないものが必ずある。限りある時間や人やモノの中で、一番良い道、これだと決めた道を選んで生きていく。

  • 荒川弘の"鋼の錬金術師"第27巻。ついに最終巻です。まさに大団円。最初から終わらせ方は決めていたという話をどこかで聞いたことがあったけど、きっちりと決めてきた荒川さんの構成力はすご過ぎます。これだけたくさんのキャラが出てきたのに、誰一人として余計な人がいなくて、サブキャラまでそれぞれに面白い背景を持っていて魅力的だった。これからも時代を越えて新しい読者を獲得していく、そんな作品だと思います。どこかでまたエドやアルの旅の話の続きが読めればなと思う。

  • うまくまとめた最終巻。結構な長編の割りに、全体的に話がよくまとまっていました。粗も探せばあるのでしょうが、それを目立たないようにさせる、ということも一つの技術だと思います。キャラもそれぞれ立っていて、要らないキャラはいないと思えるほど。それも合いまって、キャラを退場させるタイミングや、その場面の見せ方もとても良く感じられました。

  •  鋼シリーズが完結。長い漫画だったけど、よくぞここまで続いたものだ。
     テーマは等価交換。命と引き換えにできるものは何か。失ったものを取り戻す旅にでる兄弟の厳しくも楽しい道中を描く。子供向けなのかというくらいの重たいテーマながら、随所に考えさせられる内容があり、ただのチャンバラ漫画とは違って、とても面白く読めた。

  • 名作と呼ばれるだけある。
    ラストの世界観に少し置いてきぼりされる。
    地面を叩いて発動させるポーズはオリジナリティ高
    アレックス(弟)いいね。

  • 面白い

  • 神やん

  • 最終巻です。

    最後は少年マンガらしく、仲間の力を借りながらエドが完勝します。ラストも清々しくハッピーエンドとなっています。久々に大人買いをした漫画でした。10冊くらいまとめて買って次が気になって一気読みする幸せったらないです。またこのような漫画に出会いたいな。出会えて良かったです。ありがとう。

  • 自然な死とは、なんと悲しくも美しいものだろう。(戦闘後だから自然でもないか?)でも今まで悲惨な死しかでてこなったんで、よけいそう思う…。鎧ver.のアル、癒しをありがとう…。

著者プロフィール

荒川 弘は1973年5月8日生まれ、北海道出身の漫画家。
代表作『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス)、『獣神演武』(スクウェア・エニックス)、『百姓貴族』(新書館)。
1999年にエニックス21世紀マンガ大賞を受賞してデビュー。衛藤ヒロユキのアシスタントを経て独立。
大ヒット作『鋼の錬金術師』で、2004年第49回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。
2011年19号より『銀の匙 Silver Spoon』で初の週刊連載開始。同作で2013年第58回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。

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