隠の王(14) (Gファンタジーコミックス)

著者 :
  • スクウェア・エニックス
4.21
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本棚登録 : 757
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757531345

感想・レビュー・書評

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  • 雰囲気がすごく好き いろいろ切なかった

  • 涙腺崩壊とはこのことだ!
    と言わんばかりに、この作品、この巻には泣かされました。
    隠の世界を舞台にした主人公壬晴の物語は、宵風や虹一、しじま、雷鳴・・・色んな人と出会い、関わり、そして別れ、ようやく終わりを迎え、新たな始まりがそこに訪れたんだなと思うと、切ないような嬉しような、そんな複雑な気持ちになります。

    基本的に私は、最終巻というものは読みたいようで読みたくないと思ってとっておくことが多いのですが、隠の王は違いました。
    その結末をすんなりと受け入れられたような気がします。
    この壬晴たちの物語が、もう読めなくなることに嘆くのではなく、彼らの物語を最後まで見届けたいという思いのほうが勝ったのだと思います。
    ――これが、壬晴と宵風の物語なんだと。読み終わった時、僅かな切なさはありましたが、穏やかな気持ちになったことを覚えています。

  •  良い終わり方でしたー!最初の頃に比べたら壬晴くんの強くなったことを凄く感じました。そうして取り戻したのが宵風の記憶というところが嬉しかったです。大好きな人を亡くしてしまった悲しい気持ちも好きな人の記憶なんですね。う〜ん、私がそんな立場になったらそう思えるかな。そうだと良いです。

     帷先生は終盤はほぼ瀕死だったから印象が薄くなってしまいましたね。瀕死になったからこそ壬晴くんがあれほど揺さぶられた訳ですけれども。
     虹一としじまの不死者コンビもお気に入りです。虹一と雷鳴の関係も気になってました。この二人は両思いじゃなかったかな〜。ファンブックにもそんな事は書いてありませんでしたし。不死者であまりにも長い間生きてきた事と元は梟だと思えば、そうなんですけどね〜。そこを越える気持ちがあったのかと。

     これで終わりなのは寂しいけれど、アニメは観ていないのでそのうち観てみたいと思います。

  • ずっと一巻から追いかけていた作品でした。途中メインキャラたる宵風がいなくなったのは衝撃的だったけどそれはこの物語の中枢を担っていてなくてはならないものでした。雪見の葛藤や宵風の痛烈な願いは、どれもかれもなくてはならないもので、それは隠の王に必要なものだったと思わせるような、説得力と感動と優しさをくれる素敵な作品でした。素敵、って言葉が本当に似合うものだとも思います。いろんな視点や優しさと温かさと、痛みと切な思いや願いをくれた作品でした。作者の鎌谷悠希さん、たくさんの気持ちや考えを教えてくれてありがとうございました!

  • 宵風好きだった.

  • 素敵な最終巻でした。隠の王が大好きです。

  • 2014/8/21

  • なるほど

  • 最終巻。
    涙。泣けた…。
    壬晴の選んだ、森羅万象の最期。
    虹一としじまの選んだ未来。
    そして、ようやく再び呼べたあの人の名前。
    改めて寂しくもなったけれど、思い出せて良かった。
    お話が進むほど読みごたえも出てきて、このラストに満足。

  • 最終巻。
    最後に宵風とまた会えてよかった、本当によかったね!!!!という気持ちでいっぱいです。みはるも、雪見さんも。
    みはるが苦しかったために消してしまった宵風の存在。でも宵風に関わった人たちの中では何かが足りない…誰のことなのだろう…という描写を見るたびに胸が苦しくなっていたのですが…よかった…よかった!!!泣
    個人的に虹一と雷鳴さんはくっついて欲しかったので…虹一が死んでしまったのは悲しいです…せめて…雷鳴さんと幸せになってからでもよかったじゃない!!
    宵風のことを思い出したときの描写が小説を読んでいるように抽象的、比喩的表現で好きです。あぁ、鎌谷さん、隠の王大好きです。

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著者プロフィール

2000年デビュー。著作に『隠の王』 『リベラメンテ ~鎌谷悠希短編集~』(以上、スクウェア・エニックス)、『少年ノート』『ヒラエスは旅路の果て』(講談社)、『しまなみ誰そ彼』(小学館)など。

「2023年 『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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