エマ ヴィクトリアンガイド (BEAM COMIX)

著者 :
  • KADOKAWA(エンターブレイン)
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本棚登録 : 769
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757716438

感想・レビュー・書評

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  • 『エマ』を読むにあたって知っていると便利な、使用人の役職や仕事・ロンドンの地図・様々な文化等、19世紀イギリスの人々の暮らしを解説した本。
    特別編の短編漫画もあります。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      やっぱり「エマ」と「シャーリー」読もうかな、、、(「乙嫁語り」は読んでます)
      やっぱり「エマ」と「シャーリー」読もうかな、、、(「乙嫁語り」は読んでます)
      2014/06/16
  • 「19世紀末英国の生活、および文化にスポットを当てた、[エマ]の副読本が発売します!レディーズメイド、ナースメイド、ランドリーメイドやパーラーメイドなど、
    森薫の描き下ろしメイドイラストが満載。
    漫画の背景に描き込まれた、交通手段や家屋、調度品、飲食、服飾から社交状況などを丁寧に解説。もちろん外伝漫画や描き下ろしカラーページ、竹本泉との対談や著者秘蔵の落書きコーナーもあります。」

  • 人気漫画『エマ』からその世界観が詳しく調査された内容が◎英国貴族に使える「メイド」にもいろんな種類の職種が分かれています。森薫さんの絵柄もいい。

  • ハリポタと並行して『ダウントン・アビー』を見始めたので、妹が前に買った『エマ ヴィクトリアンガイド』を出してきました。
    
    『エマ』が1890年頃で、『ダウントン・アビー』が1910年頃の物語。使用人の階級なんかはほぼ同じですね。
    
    男性使用人が
    執事(『ダウントン・アビー』ではカーソン)→近侍(主人付き従者 ベイツ)→下僕(フットマン トーマス、ウィリアム)
    というわかりやすい階層なのに対し、
    
    女性使用人は
    家政婦(ミセス・ヒューズ)→ハウスメイド(アンナ、グエン)
    侍女(ミス・オブライエン)
    料理長(パットモア)→キッチンメイド(デイジー)
    というように家政婦、侍女、料理長はそれぞれ権限があって横並びなんですね。ミセス・ヒューズとミス・オブライエンが仲悪いわけだ。
    
    デイジーはやっぱりいちばん下っ端。誰よりも早く起きて台所に火を入れるのはキッチンメイドの仕事なのだそうだ。
    
    『ダウントン・アビー』でメイドが主人たちの給仕に出られないことに結構びっくりしたんですが、これは下僕の仕事なんですね。「お仕着せ」を着て見た目も良くないといけないフットマン。トーマスがナルシストなわけです。
    
    執事と家政婦は男女それぞれの部署の長なので協力しあって屋敷を支える。だからカーソンとミセス・ヒューズは仲良し。『日の名残り』も執事と元家政婦のお話ですね。
    
    『ダウントン・アビー』はカントリーハウスの美しさはもちろん、数々の小物に萌えます。とくにオープニングにもでてくる使用人ルームに備えつけられたベル。各部屋に呼び鈴があってどこで呼ばれているのかすぐわかるという仕組み。『ヴィクトリアンガイド』にも出てくるので当時は普通にあったものなのでしょう。
    
    そのほかヴィクトリア朝の歴史とかあらためて読むと勉強になりました。
    

  • (2018-12-25)(2019-02-02)(2019-04-21)

  • w

  • 『エマ』の副読本ですが、『ダウントンアビー』を観るのにも大変に参考になります。
    「あのシーンはそういう意味だったのか‼︎」と思う事間違いなし!

  • 竹本泉先生との会談も載っています

  • 原作のエマはすこししか読んだことがなかったけれど、まんがキッチンで紹介されているのを見て、思わず購入。エマも読んでみたくなりました。

  • アニメ化もされた森薫「エマ」の副読本。
    「エマ」はもともと好きで、全10巻持ってるわけですが、この副読本は持ってませんでした。
    最近になってヴィクトリア朝をモデルにした創作をしたくなって、手ごろな資料が無いかなーと思い、探してたわけですが、アマゾンでこの本を発見。評判もよく、資料としても最適なので取り寄せました。
    実際見てみたら、中身なかなか詳しく書かれていて・・・なかなか光の当たらない当時の中・下層階級の生活や、ヴィクトリア朝の全盛期になるまでの英国史・メイドの生活や服装などと、本当に興味深いもので。
    ついメイド服やドレスの可愛さで気がつかなかったのですが、階級を問わずまだまだ当時の女性には自由が無かったのですね。特に上・中流階級では、女性が働くなんてとんでもない時代だったということが分かりました。
    エマの世界では主に、ヴィクトリア朝の光の部分が出てくるわけですが、教科書に出てくるセポイの反乱やアヘン戦争、下層階級の貧しさなど、すっかり忘れていた暗い一面も書かれており、本当に1冊でいろいろなことが知れたなーと思います。
    値段よりお得な内容で、本当に勉強になりました。この本は3巻が出た時点で書かれたものらしく、先の展開を知ってる身としては、竹本泉さんとの対談を見てにまり、とさせられる一面もありましたー。

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著者プロフィール

家族支援カウンセラー。1950年佐賀県に生まれる。中央大学卒業後、2007年まで東京都内の中学校において、心障学級・通級情緒障害児学級などを受け持ち、熱心な生徒指導で保護者からも信頼を集める。通信制高校副校長を経て、2012年、一般社団法人家族支援メンタルサポート協会を設立、理事長に就任。学びリンク総研所長・家族支援メンタルサポート協会理事長。専門分野は、家族カウンセリング・非行問題・子育て支援・発達障害・不登校問題等多岐にわたり、子どもの不登校から見えてくる家族支援に力を入れている。

「2023年 『家庭にしのびよる“うつ”に負けない! 悩めるママとカウンセラーの家族をみつめる旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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