ドラゴンランス伝説<2 イスタルの神官王>

  • アスキー
3.67
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757718968

感想・レビュー・書評

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  • やっぱ面白い!

    双子の主人公レイストリンとキャラモンの過去への旅の第二巻は目を見開く回と言ってよい
    ドランゴンランス伝説のテーマともいえる内容がキャラモンの口から語られる
    変化すろことは良いが、それは他人から強制されたものであっては良くないということ
    自分勝手な押し付けによって誰かを無理矢理変えようするのもよくない!ってこと
    人は自分の意志によって変わる

    それにしても、ドランゴンランスシリーズもっともっと売れててもいいと思うんだけど(十分世界的ベストセラーなんだけどもっと)本国でごたごたしちゃったしなー
    いい感じ映画化とかされてたら日本でももっと有名になったと思うんだよね
    安田均さんも正直そんなに翻訳うまくないしw

    ただ安田均さんが日本のRPGゲームの先駆者ともいえる大偉人なのは間違いない
    そして安田均さんといえばグループSNEですよね?
    え、知らない?
    うーん
    次回はグループSNEについて語ろうかな

    • たださん
      ひまわりめろんさん

      やはり間違ってました。
      『友野詳』さんでしたね。

      失礼いたしました。
      ひまわりめろんさん

      やはり間違ってました。
      『友野詳』さんでしたね。

      失礼いたしました。
      2022/09/11
    • ひまわりめろんさん
      友野さん!『ルナル・サーガ』!
      懐かし!!読んでましたよ!
      確か当時は生きのいい若手的なポジションだったような…w

      山本弘さんはディードリ...
      友野さん!『ルナル・サーガ』!
      懐かし!!読んでましたよ!
      確か当時は生きのいい若手的なポジションだったような…w

      山本弘さんはディードリットの中の人としても有名ですよね(ちなみにギムの中の人は安田均さん)

      って続きは伝説3巻のレビューで!!
      たださんは強制参加ですw
      2022/09/11
    • たださん
      ひまわりめろんさん

      おお! まさか、ルナル・サーガを読んでいた方に出会えるとは、嬉しいです(^o^)
      もう、アンディとエフィの、双子の個性...
      ひまわりめろんさん

      おお! まさか、ルナル・サーガを読んでいた方に出会えるとは、嬉しいです(^o^)
      もう、アンディとエフィの、双子の個性が絶妙に噛み合った展開は劇的で、ちょっと怪奇色のある敵も、当時は異色で良かったし・・・おっと、また語り尽くしそうになりました(^^;)

      山本弘さんはディードリットの中の人って、テーブルトークRPGのロードス島戦記リプレイですよね。
      そこまでは覚えてなかった。さすが、すごいですね!
      安田さんのギムは、まさにイメージ通りって感じですがね(笑)

      強制参加、喜んでさせていただきます(^^ゞ
      2022/09/11
  • ついに辿り着いた、過去の世界「イスタル」。
    そこは、《大変動》によって、海の底に沈んでいた現代とは異なり、「神官王」を筆頭とした多くの僧侶達が治めている、豪華絢爛な神殿が印象的な平和ぶりで、一見、何事も問題が無さそうに見えるが、勿論そんなことはなく、この辺りは、現代の世の中の縮図を見せられているようで、胸が痛い。

    そんな状況の中に降り立った、キャラモンとクリサニアとタッスルホッフだったが、キャラモン達は、瀕死に近い状態のクリサニアとの関連性を疑われて囚われの身となり、そのまま奴隷市場に売られ、闘技場での生活を余儀なくされることになる。

    一方、イスタルの神官王の住まう神殿には、通称、『黒きお方』と呼ばれる、危険で力がありすぎる、黒いローブを着た魔法使いが場違いに存在しており、これが、あのレイストリンが探し求めている人物であると同時に、その双子の兄、キャラモンが滅ぼそうとしている人物、「フィスタンダンティラス」であり、その体は長身でいい体格をしており、レイストリンとは対照的に見える。

    前巻で、ここからが本編であることを書いたが、前半は、なんとも言えない暗い雰囲気が漂い続けて、しかも展開が遅く、少々もどかしさを感じさせる内容に加えて、更に私が懸念しているのは、いつも陽気なタッスルの沈み込んだ様子で、この辺りは、『戦記』に於ける、タニスやローラナといった、リーダー格の登場人物がいないことも輪をかけて、それぞれに孤独感が強く現れているようで、見ていて辛いものがある。

    しかし、だからこそ、このシリーズのテーマも少しずつ見えてきた気がしており、それは、誰かに頼るのでは無く、自分自身の力で運命を切り開いていくところにあるのではないかと思われて、特に本巻ではキャラモンを見ていると良く分かり、最初は闘技場での自由のない状況で、自分の信念に反する事をやらされる事の悲しみを抱えて、鬱屈した状態だったのが、次第にかつての戦士の誇りを取り戻していき、終いには、誰にも頼らず、自分自身の頭と心で考えて、自らのやるべき事を何の躊躇いもなくやってのけるところまで成長し、それは精神的な意味において『戦記』を遥かに超えており、おそらく今の彼を見たら、きっとティカも嬉し涙で一杯になることだろう。

    また、肝心のダークヒーロー、レイストリンだが、この過去の地においても、既に盤石な手筈を整えており、そこから明かされる衝撃の事実には、あらゆるものを平気で巻き込んでゆく空恐ろしさがあり、果たして本当に怖いのは、フィスタンダンティラスなのか、それとも彼なのか、何とも微妙なところで、それがキャラモンの成長の要因になっているのが、また皮肉なところである。

    そして、終盤は手に汗握る展開となり、あの《大変動》が実際に起こったその当日、レイストリンとクリサニアとキャラモンが一堂に会する場面が、一番の山場となり、ここでそれぞれの野望、欲望、思惑が複雑にぶつかり合い、やはりここでも印象的なのはキャラモンで、その憎悪と愛が一緒くたになった、彼の吹っ切れた姿は注目である・・・のだが。


    レイストリンは着々と準備を進めているように見え、その冷酷ぶりに、かつての双子の弟の面影は、もう消え去ってしまったのだろうか?

    それとも、それを止める鍵は、実はクリサニア?
    何故なら、レイストリンも人間だからであり、ここに来て、彼の何かが疼き出したのは、あれが原因?

    そして、タッスルホッフの安否は如何に?

    3巻に続く。

  •  レイストリンの陰謀を阻止するために過去の大変動の時代に送り込まれたキャラモンとタッスルホッフの物語。ただドランゴンランス伝説1に続いて、単純なコブリンやオークとの戦いの物語ではなくて、古代の神殿の中でのやり取りが中心の、ちょっと複雑な物語で、あまり好みではなかった。そして完全な続き物であり、これだけでは話は全く完結していなかった。

  • 実は、「伝説」が、前の「ドラゴンランス」ほど売り上げがよくないと聞いて、ショックを受けています。

    たしかに、パーティをくんでなかったりと、RPG小説(というのがあるのかどうか知らないが)のお約束からは、はずれちゃっているのですが、すごいおもしろいと思うのですが。

    でも、確かに、ちょっと「少年らしさ」みたいなものは、少なくなったかも。
    1巻は、モロに生活臭のするお話でしたし。

    でも、その分、みんな、人間らしく書けていると思います。

    肉体に引っぱられるレイストとかは、とっても魅力的です。
    うむ。コンプレックスが強いので、この魔術師は、大好きですねぇ。

    きっと、彼のことが好きな人は、みんな自分の弱さを知っている人だと思います。

  • 2007/6/17

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著者プロフィール

Margaret Edith Weis。1948年、米国生まれ。アメリカの空想科学小説の作家であり、小説や短編小説を多数執筆。 トレイシー・ヒックマンとの共著である『ドラゴンランス』の作者として世界的に有名で、ドラゴンランス・ゲーム世界のオリジナルクリエイターの一人としても知られる。

「2022年 『ドラゴンランス レイストリン戦記4 戦場の双子〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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