TOKYO WAR MOBILE POLICE PATLABOR
- エンターブレイン (2005年6月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757723665
作品紹介・あらすじ
警視庁対、自衛隊。鬼才・押井守が自ら書いた、もうひとつの『機動警察パトレイバー2 the Movie』-。世紀を超えて、ここに「完全版」登場。
感想・レビュー・書評
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さういへば タグボートのをっさんが、ヘリコプターを指して
「ボルゾイかホイペットみてぇな」
と表現するのであった。
南雲さんと柘植さんのナニは印象が薄いっつうかあったっけ?みたいな感じ。
末弥純大先生のイラストはない(あとがきは文庫版の奴をそのまま持ってきたのだがその辺に関する言及がない)
表紙の鳥が好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あれから10年。劇場版を見た感動とはまた違う視点で読むことができたと思います。
映像と文章という根本的な違いはありますが、戦闘シーンや登場人物の表情・心理描写など、映像となって脳裏に思い浮かびました。
特に、「あなたがたはそれでも警察官か!」と、「だから!遅過ぎたといってるんだっ!!」の台詞は今読んでも鳥肌が立つほど迫真に迫っています。 -
すごく前置きが長いお話を読んだ気分。
事件と戦闘は一瞬で終わる。
でも、ある意味、今の日本を状態を1990年代に予見していた作品で、押井守すげーなと感慨深い。 -
映画版とは違いがあるからこれはこれで楽しめますね。
戦争と空虚な平和というモノを味わえるのは好きだな -
随分前に購入していた一冊!何故なら劇場版を数えられない位見たので、あえて読みませんでした。
ついこの間、パトレイバー劇場版の1作目が4DXで公開されたので見に行って来ました。そして思い出した様にこの本を手に取りました。(笑)
読み終わった感想…溜め息が出る程面白かった!
読んでいてもアニメのシーンが思い浮かびました。
劇場版には無いシーンも有り、新鮮な気持ちで読めた所も有って良かった。
ネタばれぽくなってしまいますが、劇場版には無かったシーン一つ、太田さんの遺書を書いた場面は、もう帰って来れないかもしれないと言う覚悟と信念が表現されて居て「グッ!(T_T)」と来ました。
勿論、近いうちにパトレイバー2を見ると思います。
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劇場版第2作(1993年公開)のノベライズです。
劇場版最新作(2015年公開)は、本作品の続編となりますので、
復習も兼ねて…。
舞台は、レイバーの優位性に陰りが見え始めた2002年の東京…。
原作の主人公や主役メカが、ほとんど登場しなぃといぅ内容は、
ある意味、押井監督らしぃ?続編の構成ではありましたが…、
作品の公開前年に成立した、PKO協力法の懐疑的な問題点を、
基軸に据えた構成と内容は、最近の安保法制議論とも相まって、
20年以上前に作られた作品とは思えない現実感、既視感があり、
改めて、奥の深い作品だったんだな~と…。
最新作は、本作品の12年後の現在を舞台とし、
本作品の首謀者のシンパが、本作品の事件をトレースしますが、
現実の社会もまた、本作品が作られた当時を、
トレースといぅかループといぅか…、成長してなぃといぅか…。
技術者の端くれの自分的には、当時より、
二足歩行型の作業機械といぅレイバーの設定、位置付けには、
とても興味深く感じられていた点もあり、
第1作から最新作にかけての市場の変化には、納得感もあり、
それも含めて、多角的に楽しめた作品でした。面白かったです。 -
一気読みしてしまった。
映画のストーリーから大きく逸脱しない範囲で、映画では描写しきれなかった部分を補完しているような感じですね。最終的にキーとなる違法電波による暗号通信は、もうちょっとフォーカスを当てて描写してもよかったかと思います。
後年の押井作品を先に読んでしまっているので、その目で見ると薀蓄要素が少ないなぁ。まだ遠慮していたのかもしれないですね。