ファイナルファンタジーXI~遠い願い 下~ (ファミ通文庫)

著者 : はせがわみやび

• エンターブレイン (2005年8月29日発売)

作品紹介・あらすじ

突然現れた闇の渦に落ちたアルとジェド。そして、無謀にもその渦に自ら飛び込んだペタとチット。が、渦は直後、消えてしまう。残されたイーリスとシェラは、闇の渦がその昔に滅亡したはずのタブナジアに通じているらしいという情報を掴み、なんとかして彼らの後を追おうとするのだが…。ファミ通文庫だけのオリジナルストーリーが堪能できる『ファイナルファンタジー11』ノベライズシリーズ、最新刊。

感想・レビュー・書評

[Makotoさんの感想 · 2016年9月5日]

プロマシアミッション開始編の後編です。
…結局、アルとイーリスが出会うことは無かったんですね。
タブナジア組とタブナジアに向かう組で最後の最後に遭遇しただけで。
上下に分かれていましたが、物語が全然進んでいなくて、次の上下巻まで行かないと話が進まない感じですね。
実際のゲームでは、プレイヤーはタブナジアに向かうにはプロミヴォンを超えていなきゃならないわけですが（その話も一応出てくる）、設定上ノーグの海賊なんかは海路を越えていくってのがあって、今回イーリス達はこの海路ルートでタブナジアに向かってます。
ゲーム中でもあの海域はヤバいって話をしてて、話の中でもヤバいって話になって、イーリス達は挫傷しちゃったりしますけどね。
原因は嵐が主だと思いますが。
プロミヴォン攻略でアラ組んでやってきたとか、ゲーム中で実際にみんながやってたことが組み込まれてたりするのが楽しくて良いです。
今回の話では、プロミヴォン、ギルド桟橋、パージ、タブナジアとプロマシアエリアが登場してて、新モンスターや新システムなんかも出てきて、当時のワクワクが蘇ります。
次巻も上下なんですが、それでちゃんと話が収まるのか、いろいろと楽しみです

著者プロフィール

埼玉県浦和市在住。物語とゲームがあれば、ほかに娯楽はいらないという人。既著は『実況パワフルプロ野球 めざせ最強バッテリー！』（角川つばさ文庫）『ファイナルファンタジーXI』シリーズ（ファミ通文庫）。『ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア冒険記 ‐英雄の卵たち‐』（ファミ通BOOKS）。『英雄伝説 空の軌跡』（ファルコムBOOKS）。

「2019年 『ドラガリアロスト 王子とドラゴンの力』 で使われていた紹介文から引用しています。」