pulpII (ファミ通文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
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本棚登録 : 74
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757726642

作品紹介・あらすじ

人が死に、家を喪い、ただ一人の肉親の父とただ一人の友達であったはずの小夏が失踪してから一ヶ月。魁の家に身を寄せる嬢は、日常と非日常の狭間で、彰らとともに襲い来る異常と戦う力を求めながらも、手放した平凡な生活への未練も感じていた。事件の真相を追う中で、かつての麻薬撲滅組織の生存者とされる人物と出会い、さらに何者かによる襲撃を受け、嬢はついにその手に銃を取る-!愛と狂気と暴力のセンチメンタル・ストーリー第二幕、開演。

感想・レビュー・書評

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  • 魁は冗談めいた口調で、
    「貞操に気を付けてね」
    と言った。
    「あいつと手繋いだら妊娠するくらいに思ってなきゃ駄目よ」
    「……気を付けます」
    吹き出しつつ、そう答えて車を降りる。
    2012/02/28-03/17

  • おもしろくなってきました!
    相手役の少年の態度を見てニヤニヤする小説。
    微妙なエロスを目的に読んでいるので、多少先が読めてもそれほど問題なかったです。

  • 面白いけど、前巻のゆっくりとしてて繊細な心理描写と嬢の冷静な態度が好きだったので、アクション多めで唐突に進む展開に少し不満。
    嬢の身体能力が疑問。普通の女子高生が、たとえいつも父親に暴力してされての毎日を送ってたとしても、喧嘩慣れしてる男を拳一発で昏倒は出来ないんじゃないかと。

    嬢と彰の関係は、私は割と好きですが、前巻との違いが結構あるので戸惑う方もいるかもしれません。

    色々気になる所はありましたが、最終巻への期待も込めて、☆四つで。

  • シリーズ2作目

  • 話の展開としてはそんなに進んでない気が・・・。

  • 進んだようで、進んでいないような気がする。前回と同様なこの世界観にちょっと嫌悪感を感じ始めた。

    つまらなくてないんだけど、何か物足りないのはいなめない。

    3部作のラスト1巻で巻き返しを....。

  • 1巻に比べると、2巻はやや質が落ちる。<BR>1巻は本当にノワール小説と言った感じだったが、こちらは寧ろアクションの色が濃い気がしたし、ヤクザ相手にいくら父親と喧嘩していたからって高校生の嬢が拳だけで片をつけられるとは思えない。<BR>また、いつの間にか彰と嬢の関係が甘くなっていて、やけに戸惑った。嬢はもう少し冷静なタイプかと思ったから、顔が赤くなったり強く自己主張をしたりするような描写があり、普通の女の子に見えてならない。<BR>前巻のようにざらついた日常などを描き、心の闇を覗かせていたあのノワールこそが、この作者が描く小説の見所であり、今回はそう言う場面が非常に少ない。<BR>面白くないわけじゃないし、?も買うつもりだけれど、ノワール的な要素が少なく、また嬢の父親に対する気持ちの変化が唐突すぎて追いつけなかったのが残念。<BR>前巻はややゆったりとした感じだったけど、今回は少し詰め込みすぎといったところか。<BR>どちらにせよ、最終巻でどうなるかがこの小説のポイントだと思う。<BR>次巻に期待。

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著者プロフィール

2002年にファミ通文庫でデビュー。主な著作に『三月、七日。』シリーズ、『東雲侑子』シリーズ(ファミ通文庫)。『デビルメイクライ』シリーズや『鬼武者Soul』などのゲームシナリオの他、漫画原作も手がける。

「2016年 『この恋と、その未来。 ―三年目 そして― 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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