金の王子と金の姫 ~神の眠る国の物語~ (B's-LOG文庫)
- エンターブレイン (2006年10月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757730144
感想・レビュー・書評
-
「神の眠る国の物語シリーズ」
王道ヒロイックファンタジー。
こういうファンタジーものが好きな女性が、喜びそうな内容が満載です。
ヒロインが恋に落ちる王様が、あまりキュンッとこなかったですけど・・
確かに甘めの恋愛要素もあるんですが、基本は王宮ロマン。
別の星からやってきた生命体が神となって、活躍するという設定もなかなか楽しい。
そして、番外編でもある「黒の騎士と赤の淑女」が、このシリーズのなかでも特に面白かった。
ラストまで、飽きることなく楽しく読むことができます詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かつて文明を進化させた偉大な神が眠る国、ウラル。いきなり隣国の襲撃にあい、王女シーナは眠っていた神、ウラルとともに見知らぬ国へたどりついた。ウラルは彼女の姿を変えてくれたため、王女とは気づかれずにすんだが……。
正統派、異世界ファンタジーといったはじまり方。ちょっと変わっているのは、仮にも神と呼ばれた存在であるウラル。彼の人柄がなかなかよいので楽しくさくさく読めた。恋愛部分もいいじれじれ。男装ものが好きならおすすめです。この流れで「盗みにまいります!-平安盗賊恋▽絵巻-」が来たのがすごく納得。これは続きが楽しみだっ! -
剛しいらさんが亡くなったと聞いて、思い出したのは当時好きだったライトノベルです。私の好きな男装をして騎士のフリをする姫のお話。もう一度再読しつつ、やっぱり好き〜!
-
戦争と恋と王宮ロマン。
世界観もリアリティもキャラクターも大変わたくし好みで、楽しく読むことができました。
序盤の展開早いな! と思ったけど、後半、ウラルが対ハッシュウィルの作戦について語るシーンなんてわくわくしながら読んでしまいました。
祖国復興と恋に揺れるシーナもかわいい。
あとウラルかわいい。シーナが唄うシーンでしょんぼりするのがとてもかわいい。
女の子としてのシーナ、姫としてのシーナ、王国復興を使命とする王族としてのシーナ、そしてゴート王の騎士としてのシーナ、どのシーナもかわいかったです。
こういう王宮と戦争が交差するようなお話が書きたい。 -
まだ序盤だからかな。
これ一冊だけ読むと何だか内容が薄っぺらく感じてしまった。
(08.07.18) -
ミトリ愛。
-
ウラル国は大国ハッシュウィルに攻め滅ぼされた。王家の生き残りは双子の金の髪を持つ美しい兄妹だけ。兄王子は脳を痛めてこん睡状態の中、妹姫はウラル神の力を借りて隣国に助けを求める。戦争の中、友情や恋に悩み、自国の運命のために自分を犠牲にして戦うシーナの姿は輝いて見えます。“神”という不思議な存在を通して様々なことを教えてくれる作品です。