耳刈ネルリと奪われた七人の花婿 (ファミ通文庫 い 4-1-2)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757749320

作品紹介・あらすじ

平穏が戻り、いつものように農芸隊の活動に勤しむレイチとネルリ(+ワン)。そんなある日、どこからか聴こえてきた楽器の音に誘われて、彼らは舞姫チェリの華麗な踊りを目の当たりにする。彼女に感心しきりのネルリだったが、なりゆきでチェリと演劇大祭の舞台で勝負すると宣言!しかも今回は文化英雄コーチキンが審査員としてやってくるため注目度アップ!問題児たちの舞台は八高に何をもたらすのか!?大爆笑のネルリアリズムが襲いかかる第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 1巻を読んで2巻を読もうとしなかったことは間違いだったことを認めるにやぶさかでない
    1巻が詰め込み過ぎだったように全体構成にもうひとつ不満あるけれど地力は充分
    次が楽しみ

  • 異世界学園コメディ。今回は劇をみんなでやることになるが……!妄想分がだいぶなくなった。そしてそして、劇がものすごくよかった……!この劇見たいよ!いろんなとこからネルリが現れるのちょー面白そう!ばらばらなみんなが少しずつ力を合わせていくところとかもよかったけど、何より劇が盛り上がった。おもしろー。
    ネルリらしさは薄れたかもしれないけど、その分間口を広げたかも。最初の巻を読んでダメだった人も読んでみては。で、これ、続くの?ラストの章でものすごく時間が早く進んでたけど……。

  • 面白かった!今回は劇中劇をやるのでネット文体模写はどんどん少なくなり本来のロシア文学作風が全面にでる

    劇の設定という態であるが作中人物の名前の意味的な由来を漢字表記からうっすらと知ることが出来る

    そして主人公は実は諜報機関員?の息子という出自をあかし、自らの恋を自覚して話は終わる

    このままレイチの恋は実るのか?どうやら実らなそうなことが本文ですでに書かれてしまっていて次巻へ

  • ネットオフで購入して読み。

    クラスのみんなと演劇をするという高揚感や、ネルリに寄せる想いや、父との対立、コーチキンの亡命、を絡めた巻。
    正直盛りだくさん過ぎて、なんだかよくわからなかった。

  • 旧ソ連風異世界ファンタジーでありながらしっかり学園モノやってる。んでまあ、内容もよかったんだけど、一瞬姿をあらわした回顧、その痛切さにゾクゾクきた。いや、スゲェわ。それまで散々悪ノリしまくった立板に水な一人称からの落差凄まじい。

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著者プロフィール

小説家。1978年生まれ。『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』で第10回えんため大賞優秀賞を受賞しデビュー。著作『四人制姉妹百合物帳』(星海社)、「耳刈ネルリ」シリーズ、『ヴァンパイア・サマータイム』(KADOKAWA)、『後宮楽園球場』(集英社)など。

「2015年 『明日の狩りの詞の』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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