- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758011600
感想・レビュー・書評
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[正体不明の侵略者の陰謀にざわめき立つ月の都…真相を掴むため立ち上がる月の人たち…そして同時に動きを見せる地上人たち…謎に包まれた新たな妖怪兎の正体…月と地上の幻想郷は揺れ動く]
STGの同人作品でおなじみ東方Projectシリーズの一作品。東方永夜抄の流れを汲む月の住人と侵略者の戦いがストーリーの軸となる。
漫画版(Silent Sinner in Blue)と同時期に発売され、この小説版は物語の顛末が月側の人間を始めとしたキャラクターにより第三者的な視点で語られる全8話のオムニバス形式となっている。
(他に4コマ漫画版「月のイナバと地上の因幡」が存在するが、これはギャグ作品に仕立てたスピンオフ的な立ち位置である)
音楽レコード的な言い方をするならば、漫画版が儚月抄 -Side A-、この小説版は-Side B-と言ったところか。(じゃあ4コマ漫画版はBonus Track?)
この小説版でしか語られていない裏話、重要ポイントもあるので、漫画版と両方あわせて読むことをオススメする。ただ、シリーズのファンならどちらから先に読んでも楽しめることだろう。
月相周期と実際の1ヶ月の時間のズレ、ウサギが餅を搗く理由、月に存在する静かな海などの小話が、物語特有の独特な言い回しでちらほら語られているのも面白いポイントである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライトノベル
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れいむと、まりさと、咲夜とよう夢がロケットのエンジンの話で、何をエンジンにするのか話し合っているところがおもしろかった。
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漫画版の裏で起きてるエピソード+α
従者たちが上司を盲信していないのが透けて見えるあたりが面白い -
ストーリーとか物語の背景的にはコミック版を読まないとわからない話だけど、東方の世界観にたっぷり浸れる一冊。永遠亭、そして月の住人達の視点からの幻想郷物語として読めばいいかも。オチの解釈がコミック版と若干違うけど、個人的には小説版の方が好みかな。
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ロマンを感じる小説でした。普段活躍しないキャラが沢山出てきてよかったです。
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読むのを楽しみにしてましたが、期待通りの内容ではなかったです。
省略されている部分が多いので、コミック版と併せて読まないと、話の流れを理解しづらいです。
内容については、綿月姉妹や月人が中心に活躍し、永林が主役という印象を感じました。
妹紅の過去や、咲夜の正体を知るヒントも隠されているので、東方ファンには読みがいはある品です。 -
漫画版より好き。
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登録日:7/7
図書部員による選書