- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758040327
作品紹介・あらすじ
-その森に近づいてはいけない。深く暗い森に迷い込み、化け物に襲われていた永山なゆたを救ってくれたのは、整った顔立ちをした双剣の騎士・鵲樟だった。帰る場所のない彼女を館に招き、不器用ながらも優しく接してくれる彼に、なゆたは次第に惹かれていく。しかし鵲樟には、なゆたが想像することもできない恐ろしい秘密があって…!?孤独な少女と孤高の武人。惹かれあいながらも許されることのない想いの行方は…。
感想・レビュー・書評
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14歳の永山なゆたがいつのまにか囚われた森で、助けてくれたのはジャクス(鵲樟)と言う剣の達人で…。
この話ではなく前日譚とも云うべきネット発表作『饗ーカーニバル』を読みたくなりました。ぐぐりにいこう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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諸口正巳氏の新刊が、まさかの少女レーベルからの出版と聞いた時の衝撃は忘れられません。一体どんな話が出来上がるのかと複雑な心境で購入、読破。バッチリ諸口節炸裂でした。
一見ふわふわとした甘やかな少女漫画のような雰囲気と違い、読み進めれば進めるほどゾッとする冷たさがどんどん顕になっていく独特の雰囲気と世界観が見事。
作者のHPに掲載されている小説に登場するキャラのその後も分かり、ファンとしては嬉しい限り。が、それ以外のキャラクターはややキャラが薄い印象を受けました。残念というよりも、続きが読みたいなあ、となる感じに。個人的には続編が出ないかな、とちょっと期待している作品です。
余談ですが、最後の最後のオチに、油断していた心臓がリアルに縮みあがったのは良い思い出です(笑)