俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 (一迅社文庫)

著者 :
  • 一迅社
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758042734

作品紹介・あらすじ

「あなたは、我が校の"庶民サンプル"に選ばれました」ごく平凡な高校生・神楽坂公人は、ある日突然、『清華院女学校』に拉致されてしまう!伝統と格式あるこの学校に通うのは、名家の令嬢ばかり。おまけに外の世界に出たこともなければ、同世代の「男」を見たこともないという超絶箱入りっぷり。異性と世間に免疫をつける教育のため、「庶民サンプル」として選ばれた公人だったが、ケータイ、ゲーム、漫画すら知らないお嬢様たちにとって「庶民」は憧れの存在で…!?いきなりお嬢様にモテモテ生活スタート!ハートフル学園ラブコメディ。

感想・レビュー・書評

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  • 新しくは…ない。
    カルチャーギャップもの、異文化コミュニケーションもの、
    だと思う。あと萌えはテンプレだし。
    でも
    九条メイド長はドSかわいいし
    愛佳はバカかわいいし
    白亜は小動物かわいいし
    可憐はヘタレかわいいし
    麗子様は…真のお嬢様であらせられたてまつりますデス。
    なので、成功では?

  • 早い段階で作業化して最後まで目を通しました。
    地図からも抹消された奥地にある女子一貫校(大学まで)では
    世間ずれしていない良家の女子で溢れており、
    その余りの隔離徹底ぶりに
    "下界”に降りた後にカルチャーショックを受けてしまう
    ケースが増えて来た事から
    庶民できわめて普通である男子高校生をサンプルとして見繕い
    拉致して花の園にて世間ずれしていない女子に
    なれさせる意図で選ばれたのが主人公。

    電車は乗った事無い、テレビゲームも知らない、
    携帯電話も手にした事がない等
    良家が厳重に護っている様子を現したいのでしょうが、
    それほどの家が将来の事を考えず
    過保護であるだろうかとの違和感の方が強く感じられ
    庶民男子とのやりとりにも嘘っぽさが感じられてならず、
    物語に集中できません。
    無意識に下着を脱いでしまう幼女系お嬢様、
    これだけ厳重に保護されながらも言葉遣いの悪い
    お嬢様とお約束のキャラが登場し
    主人公に積極的に絡んでいきます。
    文章も最近多々見られるネタ出し形式でありますが、
    私個人はノリの良さよりも悪乗りの様にしか感じられません。
    結局の所今時の流行を寄せ集めた様な内容に
    止まっているとの印象が強いです。

    庶民サンプルとしての主人公と一般世間と
    全く接する事の無かった良家お嬢様達との距離感を
    安易に近寄らせず、もっと徹底して世間離れぶりを
    強調しても良かった様に思います。

  • 「友達が少ないヒロインが、主人公に部活を作ろうと持ちかける」という導入に既視感を覚えたのは自分だけではないと思います…。
    話のテンポもイマイチで読みづらく、読み続けるのが苦痛でした…。

  • シチュエーションとしては、下世話になりがちなのだけれど、おんなの友情や人間関係もしっかり描き、群像もの?としての色彩を与えていることが良い点。一気に登場人物が増え、今後人物像の厚みが増すことに期待。

  • ライトノベルにしては読みやすい。下手な一般文芸より読みやすい。

  • 世間知らずのお嬢様たちが集まる学校に「庶民サンプル」として連れてこられた少年が主人公のお話。

    要するに、無個性な少年がエキセントリックな少女たちに囲まれてツッコミを入れながら話をまわす学園ラブコメディの一種。
    この手のラノベは掃いて捨てるほど大量に存在するので、楽しめるかどうかは作者と感性が合うかどうかにかかっている。
    残念ながら、この作者と俺の感性は合わなかった。
    全体的に文章が読みにくいし、突っ込みやギャグも寒い。
    センスが合わない。

    この手の、「エキセントリックな少女と無個性突っ込み主人公」ってのは、ライトノベルでは非常に多い。
    多い割りに、あんまり好きな作品に出会う確率は高くないので、俺はこの手のジャンルはそれほど好きじゃないのかもしれない。
    ほとんどの場合、ちょっと読んだだけで面白くないなぁと感じてしまう。
    例外は、

    ・俺の妹がこんなに可愛いわけがない
    ・エロマンガ先生
    ・僕は友達が少ない

    の三つくらいか?
    他の作品は思い出してもいまひとつパッとしない記憶。

  • 作者の一般文芸作が売れているのとアニメ化作品だということで購入。なるほど、ライトなノリで楽しかった。リリアン女学院よりも更に箱入りなお嬢様達が育まれる超お嬢様学校に庶民サンプルとして主人公が無理やり転校させられることから物語は始まる。現代日本では有り得ないような、テレビも携帯電話も知らない、語尾は「ですわ」なお嬢様方にフィクションだと割り切れれば、ライトノベルとしてはよくできている。ツンピュアなヒロインがいい味を出している。主人公がモテる状態も、異性と接しないお嬢様方が自分と異なる者に惹かれるという設定がうまく生かしている。誰か一人でもヒロインを気に入ればありかも。

  •  お嬢様というジャンルに期待して買ったが、そうした要素が薄く残念。お嬢様というか、箱入り娘というべきか。
     残念なキャラ、部活の立ち上げ、サブヒロインの天才少女、メインヒロイン二人の不仲。要所要所でちょっとはがないと類似し過ぎてないだろうか。その辺、二番煎じの感が強い。

     ギャグも合わなかったため、このような評価とした。

  • 【本棚無】アニメイトでサイン入り売ってたんで、つい購入。

    内容は、超箱入りお嬢様学校に、庶民のサンプルとして主人公が入学する話。タイトルまんまww

    お嬢様達がゲームや漫画を知らないってのはいいんだけど、携帯も知らないのは違和感があるかな。

    ヒロインたちも残念なお嬢様ばかりで、悪くはないと思うんだけど、いっきに出しすぎたのか薄い気が。

    ぼっち系の愛佳が間違った常識を信じちゃうあたりは可愛いし、天才系幼女と剣士系の子も好みなんだけどなぁ。

    キャラが魅せられる展開になるなら、楽しくなりそうな本でした。

  • 1〜4巻読了。
    まさにタイトル通り。
    最近の長名ラノベはわかりやすくてイイ(笑
    各巻の引きが上手いのが特徴かな…

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著者プロフィール

大阪府生まれ。『Astral』(電撃文庫)でデビューし、ライトノベル、一般文芸などジャンルを超えて幅広く活躍。第3回京都本大賞受賞作『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(宝島社文庫)はミリオンセラーとなり話題を集めた。他の著書に『君にさよならを言わない』(宝島社文庫)、『ケーキ王子の名推理』(新潮文庫)などがある。

「2021年 『100万回生きたきみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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