- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758044066
感想・レビュー・書評
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「不死者」に反応してゾンビ系かなと購入。
広義には当てはまっているのかな。
美形すぎるが故に吸血鬼にされた領主、幼き死霊術師、不屈の意志で理性を保つ不死者の織り成す物語。
緻密に構築された世界観をしっかり読者に提示した上で、この世界ならではの展開を繰り広げていく。
女性読者向けレーベルを意識し、極端なグロ表現を避け、耽美な設定を前面に押し出しつつ、根っこにはしっかりしたヒロイックファンタジーと怪奇作品が張り巡らされ、安定した地盤がよりしっかりしていて、納得のいく展開に、満足の行く結末だった印象。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
死霊術師に不死者に吸血鬼、好きな人は好きだと思う題材の話。暗い雰囲気の割に、楽しく読めました。個性的なキャラのおかげでしょうか。ルフィアスさん、ヘタレかわいい。リザイアさんは成仏する日が来るんですかね。彼の生前が気になります。
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何度も読み返しているお気に入りの作品。
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子供らしからぬドSな死霊術師で不本意ながら光の使徒であるキルス・エルヴァンと、グールになって記憶喪失な凄腕剣士だが子供好きでぼけてるリザイヤ。
二人が聖光水晶を求めて向かったのは、ヘタレでいじられキャラだが美し過ぎて吸血鬼にされた領主のルフィアスの元だった。
濃すぎるキャラ紹介だけで面白そうだったが期待にたがわず、続巻を希望してます。