壊滅騎士団と捕らわれの乙女2 (一迅社文庫 アイリス い 6-2)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 59
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758045629

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずのヴィンセントですが、フィーリアの前では憎まれ口を叩くのに、フィーリア以外のところではフィーリア一筋なんですよね。なんでもっと甘い言葉が吐けないだろう。

    フィーリアも外側から固められている感じはしますけど、ヴィンセントがもしかしたら自分のことをほんとに好きなのかも?くらいには思ってきたみたいなんだし、「残ったらもらってやる」みたいな言い方をしないで普通にプロポーズしたら、もっと先に進めそうなんですけどね。

    さて、今回もフィーリアは攫われてますが、攫った相手はヴィンセント信者みたいなもので、フィーリアはわずか数日で太るくらいVIP待遇でした。そんな生活してるとは思っていないヴィンセントはもんもんと救出作戦を練ってましたんで、突然現れたあと、あれ?今回は普通に脱出?って思っていたら、やっぱり彼らしい脱出してました。ホント魔王です(^.^)

    家に帰ってから信者の印がないかを確認させてやるとフィーリアに言われて、珍しくうろたえるヴィンセントはなんかかわいかったです。フィーリアが攻めてたじたじのヴィンセントをもっと見たかったりして。

    それにしてもカラーイラストのシーンはなかったなぁ。
    ヴィンセントの服装から、舞踏会のときだとは思うんですけど、このときは大げんかの上、ヴィンセントの求婚?をフィーリアが断ってたし、うーん、ヴィンセントの妄想でしょうか。
    ちょっと残念でした。

  • 今回も、かなり屈折した愛情表現をしてくれるヴィンセントの溺愛っぷりと、それに気がつかず反発するフィーリアとの掛け合いが、楽しい作品となっております。
    タイトルを忠実に、今回も捕われてくれるわかりやすい展開。とはいえ、続刊に続く布石な一面があるため、ラブ面などの読後の満足度はちょっと低め。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3833.html

  • フィーリア頑張れ(笑)もうヴィンセント他から離れられると思ったら大間違いだよね。今回ので新たな護衛集団までもがフィーリアに付いてしまったし。そういや、扉絵みたいなシーン無かったよね。ヴィンセントやったね!と思いながら読んでたけど、あれってヴィンセントの妄想?(笑)

  • 珍しくタイトルに巻数が打たれてるシリーズ二冊目。ヴィンセントが素直じゃないプロポーズをかまして、フィーリアに公衆の面前で力一杯拒否られたり、トニトルスの聖槍とかいう団体さんが、ヴィンセントを国王にするためにフィーリアを誘拐して超VIP接待したりな真っ当ラブコメ。口絵の二人は超いい雰囲気なんだが、本編読んでからだと「こんな人たち居ませんでしたけど?」ってな妄想シーンであることが判明する。どんだけ本編進んでも、こんなシーンはやって来ない。でもそんなラブコメがワシは好き(笑)

  • シリーズ2冊目。

    【ネタばれ感想注意】

    2巻は更にパワーアップして面白くなっています!
    ヴィンセントとフィーリアのボケツッコミ会話もテンポが良く楽しいです。
    そういえば1巻の時はあまり感じませんでしたが、素直じゃないヴィンセントと負けず嫌いなフィーリアはケンカップルなんですよね。
    カラーピンナップの2人が美しく、何度見ても飽きる事がありません!
    もしかして2巻でそんなシーンがあるのかも?…と期待したのですが、残念ながらありませんでした(笑)。
    2人の未来予想図だと期待したいと思います。
    今回は本当に色々なエピソードが楽しかったです♪

    ・フィーリアのベッドに侵入しながら寝息がうるさくて寝付けなかったとヴィンセントは言いますが、本当は寝顔が可愛いとか好きな女の子が無防備に熟睡しているから意識して眠れなかった…というのが本音なんだろうなと思いました。(*^^*)

    ・ヴィンセントがまだプロージャで暮らしていた頃、協会のバザー用にフィーリアが用意した手作りのうさぎのお守りが1個も売れなかった時、ヴィンセントが密かに購入し、それから片時も離さずお守りとして首から下げていた事をヴィンセントの母親であるマリアンヌが明かしてくれます。
    その時のヴィンセントは照れ隠しに毒舌を吐きますが、ラストではこのお守りが戦場で自分を守ってくれていたと告げてくれます。
    …このエピソードにはちょっとキュンときました。

    ・舞踏会に着飾らせたフィーリアを出席させてヴィンセントにダンスを申し込ませる、もしくは万一他の男性に声を掛けられてもヴィンセントが嫉妬して素直になるかもしれないと計画を立てるマリアンヌに対して、(万が一の可能性でしか声を掛けられないと思うなんて、親子して失礼だな…)と心の中でツッコミを入れるフィーリアに爆笑してしまいました(笑)。

    今回もフィーリアは誘拐され、ヴィンセントにとって図らずも「押して駄目なら引いてみる作戦」の形になり、フィーリアはヴィンセントを意識し始めます。
    フィーリア以外にはヴィンセントの気持ちは周囲にだだ漏れなので、3巻ではフィーリアがヴィンセントへの恋心を自覚する展開を待っています。
    3巻の発売が今から楽しみです!

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