壊滅騎士団と捕らわれの乙女5 (一迅社文庫アイリス)

著者 :
  • 一迅社
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758047289

作品紹介・あらすじ

黒十字騎士団団長ヴィンセント王子との婚約を国王にも認められた田舎貴族の娘フィーリア。彼女はある日、隣国の王子の結婚式にヴィンセントと共に出席することになってしまった。その国には、かつてヴィンセントが縁談を断って怒らせた王女がいるだけではなく、皇太后が彼の婚約者に相応しいと考えている娘がいるようで-。ただでさえ初めての公式行事で私は不安なのに、この訪問、問題だらけすぎじゃない!?苦難はまだまだ終わらない。一途すぎる王子の大迷惑な溺愛ラブコメディ第5弾!!

感想・レビュー・書評

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  • 祝!ヴィンセント王子との婚約。でも、ハッピーなイチャイチャが待っているのかと思いきや、相変わらずの喧嘩カップル。
    何の進展もしていないんじゃないのかと若干心配になりますが、隣国で外交のために奮闘するフィーリアが可愛らしく、相変わらずのヴィンセントとの掛け合いは微笑ましかった。
    ヴィンセントに女性がちらついてヤキモチの展開というわけでもなく、どこまでもコメディー。そして捕らわれと破壊。
    破壊規模、最小!全体的におとなしい
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4934.html

  • 【ネタばれ感想】

    シリーズ5冊目です。

    ヴィンセントの婚約者として隣国の王子の結婚式に出席する事になり、初めての公式行事に張り切るフィーリアでしたが、訪問国には皇太后がヴィンセントの婚約者候補と考えている令嬢や過去にヴィンセントが「ドブス」発言をした王女がいたりと、主にヴィンセントに関する事で不安は募るばかりでした。

    フィーリアの従者であるクロッシアですが、巻が進む毎にその自由さに磨きが掛かってきてるように思います。
    従者としての使命を果たしてないよね?
    そんなんで給料貰ってるとか、給料泥棒じゃね?
    …と、流石にフィーリアが主人権限で彼をクビにしても良いように思えてきました。
    フィーリアが寛大過ぎです。(^_^;)

    このシリーズも5巻となりましたが、フィーリアとヴィンセントが今迄で1番と言っても良い程、いちゃいちゃしてると思いました!
    見事に分かり辛いですが、フィーリアに対するヴィンセントの愛情は結構健気なものがあるなーと今巻を読んで思いました(笑)。
    フィーリアに対して憎まれ口を叩きながらも婚約した事が嬉しいのか何かというとフィーリアの事を「俺の婚約者」発言をしたり、寒そうにしているフィーリアを気遣い外套を掛けてあげたりと涙ぐましいです。
    極め付けは、
    「…私たち愛しあっているの、は、誤解ではないのではないか?」
    とフィーリアに2度も確認するヴィンセントが捨てられた犬のように見えて、思わずきゅんとしました!
    喧嘩した翌日にはヴィンセントの方から譲歩するような態度を見せてきたのも、フィーリアの事を大事に思って少しは成長してるようで驚きました!
    更に、行方不明のヴィンセントを見付ける為にフィーリアが囮にされた時は彼の無事な姿を見て涙が止まらない婚約者に対して、誰に対しても傍若無人に振る舞う魔王ヴィンセントが謝ったり酷く慌てる様子を見せるとか、本当にフィーリアが大事なんだなと分かったので微笑ましくなりました。

    他国の政治事情に巻き込まれながら雨降って地固まるで、より強い絆で結ばれたフィーリアとヴィンセントでしたが、何やら最後の1行が不穏な様子なので次巻も楽しみです。

  • 壁に穴空けた程度の建造物破壊で終わったシリーズ5巻目。ですが、破天荒な無敵魔王ヴィンセントが泣いちゃったフィーリアに素直に謝るとかいう天変地異発生。内容はちょっと地味目でしたが、それなりにそれなり、だったかな。

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