魔法使いの婚約者 (アイリスNEO)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 120
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758047685

作品紹介・あらすじ

現世で事故に巻き込まれ、剣と魔法の世界に転生してしまった私。新しい世界で一緒にいてくれたのは、愛想はないが強大な魔力を持つ、絶世の美少年・エギエディルズだった。だが、心を通わせていたはずの幼馴染は、王宮筆頭魔法使いとして魔王討伐に旅立つことになってしまい-。「小説家になろう」の人気作で、恋愛ファンタジー大賞金賞受賞作品、加筆修正・書き下ろし番外編を加えて堂々の書籍化!

感想・レビュー・書評

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  • ネットと大筋で変更なし。

    『魔法使いの友人』書き下ろし、勇者ユリファレット視点。
    魔王討伐の旅の様子と、勇者と騎士団長の人となりの解るエピソードが嬉しい。

  • 魔法使いエギエディルズ(表紙の男性)と関わりのある人物がそれぞれ語り部になる5つのお話で構成されています。
    現世からRPG系の世界に転生するのが最初の語り部フィリミナ(表紙の女性)です。
    様々な視点から物語が進み、状況の説明や人物の心情など丁寧に書かれているので世界観が分かりやすくすぐに夢中になりました。
    続きを読むのが楽しみです。

  • 落ち着いた雰囲気のストーリーで面白かったです!

  • まあまあ王道な展開をする恋愛小説。
    ただしヒロインとヒーローが接するのはその多くが出会ったばかりの少しの幼少期と、大きくなって大人になってからの時間。
    青年期はヒーローの考えの下、全く会わない日々を過ごして大幅カット。
    ゆっくりとした確実な過程を楽しむには微妙。
    会わない理由がヒーローのよくわからない覚悟以外に特にないし。
    そのせいか、ろくな恋愛模様をほとんど描かないまま大人になり、ヒロインはヒーローの肝心な気持ちを理解しきれないままのモヤモヤとした日々を過ごす。
    そして起こる王道的危機。
    勢いと流れでどうにかこうにか落ち着くとこに着地するまでの話だった。
    ヒーローのたまに伺える微細な本音を垣間見ることは楽しかった。
    ヒロインもおばさんぶるけど、別に合計年齢に合わせて心まで全てが老いるわけじゃない。
    心がおばさんだと身もおばさんになるけどね。
    もう少しくらいは自信を持って、"年相応に"若々しくあってほしい。

  • 魔法使いの婚約者、いわば幼馴染みの婚約者で負けヒロインポジションです。国の英雄と一般人(傷あり)という切ない設定モリモリで凄く面白かった。きゅんきゅんする〜!

  • 主人公視点の物語をメインにして、
    婚約者視点、弟子視点などの物語がある。

    レーベルの活字の印象もあって、なんだか同人誌みたいな雰囲気。
    嫌いじゃないけど、物語として分かりやすいんだか分かりづらいんだか………

  • 勇者と聖女である王女と共に魔王を討ち果たした美貌の魔法使い。巷では王女と魔法使いが結ばれてめでたし、めでたしのようですが、魔法使いには幼い頃からの婚約者がいたのです。
    口は悪く愛想も皆無な魔法使いエディとほんわかとしつつもけっこう強かなフィリミナ。周囲の思惑がどうなろうと2人が幸せならそれで良いよねって気持ちに。
    なんとなく「風と共に去りぬ」のメラニーがフィリミナと重なる。決して派手な美女ではないものの、芯はしっかりとしたフィリミナが男前ー!

  • 王道展開と主人公の包容力が良い。
    しかし、テンポ良すぎて感情移入どころじゃなかった。
    もっと丁寧に描写されてる方が好み。

  • 稀代の魔法使いで人から畏怖される黒髪の持ち主で、と属性てんこ盛りなヒーローと、そんな彼と幼なじみで婚約者でもあるヒロインのお話。
    人嫌いで何かと悪目立ちするヒーローがヒロインを大事にしているエピソードが、視点を変えて語られていて、楽しく読みました。

    しかし、ヒロインが実は異世界転生していて前世の記憶があるという設定、なくても良かった気がします

  • 三歳の時、流行病の高熱で生死を彷徨ううちに、フィリミナ・ヴィア・アディナはとあることを思い出す。それは三十路の一歩手前で″私″は事故死し別の世界で生まれ変わったのだと。しかし、かつての記憶を頼りに魔道書に手を出したり剣に触ったりするが特に能力を発揮できず、役立つことは周囲の子どもに比べ大人びた態度を取れるぐらいだった。そんな彼女のもとに現れた黒髪の少年、彼との出逢いがフィリミナの人生を変えることになる──。「小説家になろう」に掲載作品の書籍化。本編+番外編「魔法使いの弟子」「魔法使いの庭師」「魔法使いの友人」+あとがき収録。
    Web既読、書き下ろしの「魔法使いの友人」を読みたくて購入。少々口説い文章ですが、とても気に入っていて繰り返し読み返していたので、書籍化と聞いて嬉しかった。フィリミナ視点とエギエディルズ視点の比較読みにニヤニヤ。本編で追加された手紙のやり取りも、エギエディルズの不器用な愛情表現が伝わって面白かった!「魔法使いの弟子」が加わることで、魔王退治の様子が判明したのも良かった。Web版で連載中の後日談もいつか書籍化して欲しいな。不満があるとすればイラストかな。レーベル的にキラキラした絵柄なのは仕方ないとして。結婚式のフィリミナのドレス姿、背中の火傷を隠すデザインにした方が良かったのでは?作中の描写からして火傷の範囲は相当だと思う。このイラストだとベール取ったら丸見えだよね……。少なくともエギエディルズはこんなデザインのドレスは着せないと思う。

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