侯爵様と女中 (アイリスNEO)

  • 一迅社
3.09
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本棚登録 : 34
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758047982

作品紹介・あらすじ

「私、女中になります」15年の長い恋に破れ、婚約を破棄された男爵令嬢エステル。何もかもが信じられなくなった彼女は、元・婚約者の好敵手であるキング侯爵家を支援するため、こっそり女中になることを決意して…!?第2回アイリス恋愛ファンタジー大賞・金賞受賞作が堂々登場!

感想・レビュー・書評

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  • 小説になろう!に掲載されていた時から好きな作品。
    婚約破棄から始まる王道ストーリーに、ドキドキしない女性は少ないのではないかとおもいます。
    ヒロイン溺愛ヒーロー(ヤンデレと世間では言うのかもしれない)2人に挟まれて、ヒロインはどちらを選ぶのか。
    自然とページをめくるペースが早まりました。

  • 婚約を破棄された男爵令嬢が、元・婚約者の好敵手の家を支援するため、こっそり女中になることを決意した……

    というあらすじにワクワクしてみたものの、彼女が好敵手の家の女中になることで、好敵手の家の繁栄に繋がるとかそういった展開はなく。軍師を思わせる活躍を何となく想像していた身としては、あれ?と思いつつ、これ恋愛ものだぞとセルフツッコミしてみたり。

    各キャラクターの設定内容は面白いけれども、だからこそもう少し登場シーンを増やして欲しいなと思ったことが何回か。
    あと、ヒロインの障害となるキャラはいるけれども、やる事が機械的というか作られたような印象が。ヒロインの障害となる行為をすること以外の、そのキャラ自身の人生というか世界の広がりを感じにくいかも知れない。

    ヒーローがヒロインを好きになる瞬間、ヒロインがヒーローに好意を持つまでの流れを丁寧に追ってみたかった。

  • 恋に破れたヒロインが身分を隠して女中になる、という設定にひかれて読みました。
    全体的な話の流れは面白かったです。しかし、細かいところで粗が目立つのが非常に惜しい話でした。
    口絵が三人+クマだったのは読む前と読んだあとで受ける印象が違って面白かったです。今となっては、なんで図々しくもそこにいる!と言いたくなります…

  • イラストは素晴らしいが、内容がいまいち。
    あらすじや全体の流れは好みだし、この手の話としては面白い流れだと思うのだが、全体的に世界観というか貴族らしさがなくて「おいおい、大丈夫か?」というところが多すぎたり、理由付けが弱かったりで入り込めなかった。
    ・貧乏であっても貴族な主人公が女中になるのに、習慣や技術的な壁が一切出てこない。せめて一文「戸惑ったけど、今は慣れた」とか「練習した」とかあればいいのだが。
    ・主人公が可哀想な目にあった過去のあれこれも、幼なじみはともかく家の中のことなのに両親が裏取りをした様子がないのは、いくらなんでもおかしいのでは。情報網とか関係なく、元雇い主なのだから辞めた後に帰る身元くらい抑えてるのでは?
    ・諸々の真実を調べたのはあの人だったが、あんな短い間で長年努めた乳母のような立場になれるものなのか? 雇用どうなってんだ?
    ・各屋敷での様子とか、ヒーローの家が家格の割りにあれなのは特殊な事例でいいとして、ヒロインの家は家で色々甘すぎるし本当に貴族なのか?と思う部分が多い。
    ・貴族といっても、この世界ではそういう割と身分制度甘い世界なんです、という割りには結婚や援助関係のあれこれは厳密な貴族社会風味で、その辺がチグハグな印象を受ける。
    ・想像で書くしかないとしても、そういう世界なんです、で押し切るとしても、どっちつかずすぎて人物達の言っている「切迫感」が薄まってしまい、はいりこめない。
    ・当て馬でしかなかった侍従さん、ほんとなんのために出てきたのか…。せめてヒロインの仕事中に見かけたりなんだり顔見せ程度のネタフリはあってもいいんじゃ…。
    ・ヒロインがヒーロー好きになる理由がちょっといくらなんでも弱すぎると感じた。駄目押し決めての部分は良いけれど、その前というか初対面の時点で傾いてるのは正直よくわからない。決め手の前に傾ききってたのが謎すぎる。
    ・幼なじみの行動の理由も納得いかない。理由は分かったしそうだろうとも思っていたけれど、なら破棄の時の態度はなんだったんだ?と、つじつまがあってないような印象になる。
    ・総じて、エピソードがエピソードのためのエピソードになっていて、説得力が薄い、とってつけた感が強い。

    つまらなくはないだけに、惜しいところが気になってしまう。

  • 婚約破棄をきっかけに女中(メイド)になるという設定が面白いと思い購入しました。序盤はなかなか良かったのですが、主人公の親、婚約者、幼なじみの主人公に対する態度に腹が立って仕方がなかった。一途に婚約者を想ってきてのに、ろくに詳細を調べもせずに幼なじみの嘘を信じきって主人公を非難。主人公の相手役は彼女のことをずっと信じて想い続けてきたので、最後は彼とくっつくだろうとは予想できましたが、いかんせん、主人公カップルの周りの人たち(ヒーローの屋敷で働く人たちは除く)が酷すぎて途中読むのが嫌になってしまった。けど気になるから最後まで読みましたけどね…。残念。

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