聖獣様と泣きむし聖女 聖なる丘と封じられた悪魔 (一迅社文庫アイリス)

著者 :
  • 一迅社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758048392

作品紹介・あらすじ

元最強の聖獣ラズスの花嫁であり、超怖がりなのに教会一の浄化能力を持つ聖女ユイ。彼女はある日、ラズスから故郷の街が穢れ始めていると聞かされる。街を浄化しなければ悪魔が現れるかもしれない!?ユイは顔色を変えて-。あそこは幽霊が出る怖い街だから帰りたくない!悪魔狩りが趣味のラズスの頼みでも絶対にイヤって言ったのに…。無理やり浄化の旅に連れ出すなんてひどすぎる!!聖獣と怖がり聖女の悪魔狩りファンタジー!

感想・レビュー・書評

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  • 作者買い、かつ、あらすじに惹かれたのでかなり期待して読みました。
    率直に言うと、うーん…惜しい!という感じでしょうか。
    ヒロインと聖獣さまの関係はとても良かったです。好き。
    しかし、せっかく素敵なキャラがたくさんいるのに、会話の殆どが説明に費やされていて、なかなか世界に入り込めませんでした。
    脇役もやや個性が足りないようで、区別がつかない子も…。
    ですがラズスは素敵だったし、ユイを溺愛してるところも良かったので、続きも買います。

  • 二人の努力しているシーンがあまり無いので、嫌だと泣いている印象ばかりが強くなって、好感が持ちにくい。
    全体的に説明調が多くなってしまっていて、その分恋愛要素は少ないので、物足りない。

  • 【ネタばれ&辛口感想注意】

    聖獣の花嫁であり教会一の浄化能力を持ちながら極度の怖がりで泣きむしの16歳聖女ヒロインと、最強の聖獣と呼ばれる聖獣で悪魔狩りが趣味の嫁を溺愛する旦那様ヒーローとのファンタジーラブストーリーです。

    ヒロインとヒーローの関係が、聖獣とその花嫁という設定に惹かれました。
    実は、一迅社文庫アイリスは少女小説の文庫版の中で一番文字フォントが小さいので、発売前は電子書籍発売を待とうと思ったのですが、我慢出来ずに書籍版を購入しました。
    出会った時のヒロインがまだ6歳だったという事もあるのでしょうが、ヒロインがヒーローに両手を差し出すと暗黙の了解で抱き上げてくれる…という光景は微笑ましくて萌えました。
    この物語では聖獣というのは人間の使い魔ではなく、神に近い場所にいる聖なる存在のようで、人間達から傅かれる立場というのがちょっと珍しいなと思いました。

    会話文が多いのでテンポ良く読めるのですが、キャラの口調にあまり特徴がない所為か、誰の台詞か良く分からない時もあり結構困りました。
    そして、タイトルから勝手に予想していたライトファンタジー感はなく、シリアスなストーリーと地の文が意外と硬いというか説明が小難しい所為で集中力が続かず、読み進めるのに結構な時間が掛かってしまいました…。
    あと、普段は怖がりで泣きむしのヒロインが悪魔狩りの説明をする時は聖女としてのスイッチが入るのかもしれませんが、そのギャップが良いとは思えず、キャラがブレているように感じて違和感を覚えました。
    長々とした説明的台詞も何だかな~…と思ってしまいました。
    あらすじではヒーローの事を「元」聖獣と紹介していますが、作品中には「元」を説明する文章や台詞は一切ありませんでした。
    読んだ感じでは聖獣って闇落ちしない限りは死ぬまで現役のように思ったので、あらすじ紹介には首を傾げるばかりです。

    そういえば、跡継ぎだという娘さんが駆け落ちしたままで解決してませんが、もしかして続刊があるのでしょうか。

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著者プロフィール

愛知県在住。2003年よりwebにて小説を発表。2009年、「詐騎士」にて「アルファポリス第2回ファンタジー小説大賞」読者賞受賞。2011年に同作品で出版デビューに至る。

「2020年 『詐騎士8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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