最遊記外伝 4 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

著者 :
  • 一迅社
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感想 : 92
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758054270

感想・レビュー・書評

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  • 微妙にネタバレです。


    語りすぎず、だけど不足もない作品。
    天界人って設定ですが、人間の汚いところも容赦なく描かれていてそれだけに余計に落ち込みます。本編からのこちらの作品だったので彼らの始まりにはこういうことがあったのか、と。現在の彼らとは容姿が間逆なのがまたいいですね!
    砂を掻き集めるシーンは堪らない想いになりました。

  • 『最遊記』より遡る事五百年。舞台は神々の住まいし天界。常に桜咲き誇る常春の世界に、岩より生まれた黄金の瞳をした少年・孫悟空が金蝉童子のもとに連れてこられたその日から、悲しみの物語は静かに始まる。咲き誇る桜の下、残るのは絶望か希望か。『最遊記』へと続く伝説が、ついに完結!!

    いよいよ悲劇的な終幕に拍車がかかってきた。
    アニメと違って合間の色々が補完されたせいで、余計に切なく悲しい。
    ケンレンのナタク達への言葉とか、立ち会った敖潤の想いとか、天蓬の痛々しすぎる姿とか、金蝉のモノローグとか。
    李塔天が最後まで立ちはだかってくるのが凄い執念で怖い。金蝉が李塔天を脅してゲートを開けさせたのはナイス判断だっただけに、あと一息しっかりとどめを刺しておけば…とか思ってしまう。
    金蝉との最後のシーンは凄く痛いし切ないし悲しいしで見るのが辛い。でも彼のこの約束が未来に続いていく感じは凄く良かった。
    個人的には三蔵より金蝉の方が好きなので生きて一緒に逃げてほしかったけど。
    さりげに金蝉の遺体が消えた理由がちゃんとあって驚いた。エグすぎてあそこだけ消失にしたのかと思ったわ。
    何はともあれ短いながらも凄く完成度の高い作品で一気読みしてしまった。外伝素晴らしい。

    ところでゲートの事を異空と次空って二つの表記あったけど、どっちが正しいんだろう…。

  • ふと思い立って一気に購入し、あまりの内容に驚き、泣きました
    当時は1巻が発売されたばかりで
    私には内容がよくわかりませんでしたが、
    今では言葉ひとつ一つが理解できて余計に辛いです
    でも読んで良かった

  •  そんな訳で。
     最終巻。

     いやまぁ。
     まさかの2巻が出た時点で(出るとは思ってなかった)物語の展開が急激に急ぎ足になっていたので。

     ……あぁ、これは、終わらせるつもりだな……というのは、わかっていたので、今更びっくりするようなことでもないんですが。
     やっぱり、そのハイスピードのまま、4巻目にして終了しました。

     ちょっと3巻では一旦、スローダウンしたかな……? と、思わないこともなかったんですが。
     やっぱり、終わりましたね。

     あー……終わっちゃうと、ちょっともったいない気がするんですよね。
     おまけに、この駆け足のまま終わっちゃうと余計……。

     本、開いて、一瞬、これは何処からの続きなんだろうか……? と、ちょっと考えてしまいました。

     そして……某ページに腸が出てたよ……腸が……えぐいです……大分……。
     ああああああ! って、思ったけど、見なかったことにして、脳内から削除しておきました。(じゃあ、言うな)

     大体のことは耐えられますが、スプラッタは嫌いです。
     気持ち悪い見た目の生き物には耐えられますが(世の中にはDGの絵すら耐えられない人がいることには大分、驚くのだが……)(だって、気持ち悪い見た目の生き物は、そういう生き物なんだ! と、思えばしょうがないじゃない!)

     でも、人間が気持ち悪い状態になるのは耐えられない。
     ただ、別に、めっちゃリアルに描かれた眼球が嫌い……というわけでもないんです(だって、「眼球」は「眼球」っていうパーツだと思えば、大丈夫!)。

     はっきり言って、自分の基準なので、自分でもよくわからないくらいめちゃくちゃなんですが。
     あれは、軽く見て、脳内で、それ以上物事を追求するのは止めてしまいました。

     
     そして。
     そして、誰もいなくなった……状態なんですね。
     最後は。

     もちろん、新しい形での出会いが待っていて、新しい形でのスタートがノーマルに続いて行くので、完全にあそこで終わりってわけじゃないんですが。

     なんかなー。
     終わらないまま連載の止まってしまった漫画と。
     無理矢理終わらせた漫画と。
     どっちがいいかなんて、選べないよ(苦笑)

     個人的には、どっちも嫌です(ぁ)。

     でもなぁ、諦めなかった! という点では無理矢理終わらせなかった漫画を評価したい! すっごくしたい!

     でも、あんな早足は嫌だ。
     もうちょっと何も無い余白……というか、沈黙の画(吹き出しの無いコマ)は、漫画の醍醐味だと思うんだけどなー……。
     それこそ、小説でいうところの「行間」のような……。

     とりあえず、今の所、あんまり好きじゃないなー……としか、言えないのが、残念なところです。
     でもまぁ、あんだけの連載を抱えていたらしょうがない! って、思えるんだけどね。

     でも、そうじゃなくて、ゆっくりした時間の中で、しっかり書いて欲しかった、と思うのは読者のワガママですね。
     あんまり、時間が経ちすぎると、書きたい情熱もどっかに言っちゃうし。

  • 扉絵に「世の中に絶えて桜のなかりせば」の和歌が使われてたけど、「散ればこそいとど桜はめでたけれ」も似合うと思うのです。

    最近ハマってとりあえず外伝と無印を揃えました
    台詞回しがいちいちかっこいいなあ……!!

  • 見応えたっぷりでひたすらかっこいい。

  • 未レビュー消化。一つのものを守るために命を懸けるっていう展開はやっぱり泣けるものがありますね。最終巻ではさすがと言わざるをえない表現の美しさがありました。仲間たちの命と共に散る桜、時間が止まった檻から見る流れる世界、絵一つ一つのインパクトがでかかったです。
     もうそろそろまた最遊記本編も集めだそうかなぁ

  • 従妹の漫画。
    表紙が違うから特装版なのかと思ったらゼロサムの付録だったw

    捲簾の最期の「骨ひとつ残すな」は、天界からの脱却を果たす意味もあったのかな。

    天蓬のモノローグが、状況と合ってないからこそ、涙を誘うものだった。あくまでも、最後の最後までいつも通りに。

    悟空と金蝉との別れのシーンはもう、言葉にできない。でも、あの言葉は時を経て姿を変えて、きちんと約束通り果たされる。力のない金蝉が、力の強い三蔵になったのかな。

    この流れから本編になるんだよなぁ、と思って読み返したくなってくる。時間足りないから今日は断念。

  • ふと、続きが気になったので、何年かぶりに購入。

    天界からの逃避行、とは聞いていたけど、皆壮絶に死んでいったなー…。
    ただ読んでて過去の黒歴史が蘇ってきたのに対抗して、「鎮まれ!俺の黒歴史!!」と邪気眼発動させたら余計に居た堪れなさが酷くなった。

  • 泣ける。鳥肌立った。

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