ノートより安い恋 (Yuri‐Hime Novel)

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著者 : 森田季節
制作 : 小山 鹿梨子 
  • 一迅社 (2012年3月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758071826

ノートより安い恋 (Yuri‐Hime Novel)の感想・レビュー・書評

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  • 百合がどうのこうのというよりは、神話めいたお話が、失われた文化の有り様を推し量るのには役に立つとしても、現役の「物語」としては機能しないという評価がなされるべきものとしての「神話」とは違って、生き生きと語られているという意味で、極めて森田季節的な作品集。
    おそらく、連載当時はこの書籍に記されたプロローグとエピローグによって構成されるメタ物語的構造は構想されていなかっただろうとは思うが、これが付加されることで、美穂がシェヘラザードを演じるような趣向が生まれ、さらに物語は味わい深いものとなっている。

    なあんてね。

    ウタカイが、恋の不安や心の揺らぎをストレートに歌い上げる物語であるのに対して、こちらは、そうした登場人物の心のありさまを、ロングショットで切り取ってきて、趣向を凝らした額縁をつけて飾った展覧会(を見ている2人)といったところでしょうか。

  • 『飼い犬よ、手を噛め』『そこから塔は見えるか』『相思相愛のこわしかた』が好きです。百合ものは初めて読みましたが、柔らかさのなかに微妙な背徳感がある、雰囲気が良かったです。ちょっとクセになりそう。短編じゃないのも読んでみたい。

  • 百合短編集。どれも好きだと言える作品だったけど、自分を遠い時間に移すという研究所の2人を描いた『ふたごごっこ』と、ぼっち女子たちの奇妙なコミュニティを描いた『池姫』が特にたまらなかった。キマシタワーを連発できるような色合いではないけど、なんともいえない余韻を残す読後感はさすが。装丁もそれを深めてくれて、大満足の一冊でした。

  • 万人よりの空気感を楽しむ系のどろどろしない透明なおはなしたち

  • 空気感が、すごく、好きだなぁと。

  • とうめいなせかい

  • 『百合姫』で連載されていた短編集。ガールズラブをちゃんと書いているという印象だけれど、やはり雑誌連載というかたちだからこそ映える部分もあるように思う。文章だけだと、『百合姫』特有の透明感とかフニフニした感じとか、そういうニュアンスっぽいものを表現するのは難しいよね、という。

    いっそ、物語の前に2ページくらいの漫画を載せたらよいのに。ただ、何度も言うようにちゃんと書かれているので、百合な気分には浸れると思う。ジャンルは色々。連載以外にも書き下ろしもあるようだけれど、どれがそうなのかは分からなかった(雑誌を読んでないので)。あと、題名が良い。

  • 「はじめてのおつかい」みたいな、子どもが頑張ってるのをみると感極まってしまう。

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