研修では教えてくれない! 医師のためのノンテク仕事術〜人を動かす、組織を動かす! リーダーシップ、チーム形成、人材育成、業務改善、マネジメント、問題解決の原理原則 (Gノート別冊)

制作 : 前野 哲博 
  • 羊土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758117920

感想・レビュー・書評

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  • コミュニケーションスタイル、仕事の教え方、フィードバック、コンフリクト・マネジメント、チーム、ファシリテーション、タイムマネジメント、GTD、業務改善、システム思考
    確かに私達社会人になってこういうことを教わることはないです。それだけ特殊な業界なのかな。。

  • 面白い視点で書かれた医師向けの本だと思いました。
    リーダーシップやチーム形成はビジネス書ではたくさんありますが、医療業界に生かすとすると難しい面もたくさんありました。
    これは医療業界に目を向けた人材育成の本で、ポートフォリオ作成としては業務改善のパートでも使えると思います。
    日々、自分の癖や考える傾向についてボンヤリと悩みますが、これを読むと少しスッキリします。
    コンフリクトに悩むのではなく、コンフリクトを生かせるように前に進みたいものです。
    個人的には第3章の「問題解決の原理原則」は、当たり前のことだけどうまくまとめてくださっているなと思いました。

    私のタイプは「ENFJ(外向-直感-感情-判断)タイプ」だと思います。
    【主機能】周囲の人々やグループの成長を促すために、励ましや枠組みを提供する
    【劣等機能】対象から距離を置いた的確な論理を用いて人間関係を分析検討する
    気をつけながら仕事しなければいけませんね。


    以下、少しネタバレ(自分の覚書)
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    目標を立てるときに考慮すべき要素を整理した「SMARTゴール」
    Specific(具体的)
    Measurable(計測可能)
    Achievable(現実的で達成可能)
    Related(目的との関連性)
    Time-bound(時間制約)


    問題には「ジグソーパズル型」と「ルービックキューブ型」がある。
    ルービックキューブ型は全体の構造を捉えて打ち手を考えなければ解決できない、システム思考を使った解決が求められる。まるで家庭医が患者を診察するときの診察手法とそっくりですね。


    アメリカの地下鉄の治安を解決したジョージ・ケリングの「割れ窓理論」は面白かったです!
    一見問題とは離れた場所にあるが、問題解決に大きな効果をもたらす介入点をレバレッジ(=てこ)・ポイントと呼ぶ。


    岡本太郎の言葉
    「人生は積み重ねだと誰もが思っているようだ。僕は逆に、積み減らすべきだと思う。財産も知識も、増えれば増えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。」


    医療人1年目への仕事の教え方
    作業分解シートを作成する。訪問診療の仕方を一連の流れにしてしまった方が良いかもしれないと思った。

  • WX

    知識編
    第1章 自分を知り,他人を理解する
    1.認知システム理論
    2.認知スタイルによるコミュニケーションスタイルの違い
    3.チームとタイプ
    4.認知スタイルの違いが生み出す言語の違い
    5.タイプとモチベーションの源泉の違い
    6.タイプの違いとチームの改善

    第2章 人に教え,人と接する
    1 仕事の教え方【鈴木英雄】
    2 学習者の成長を促すフィードバックの進め方【前野哲博】
    3 人への接し方 人との関係をよくするためのスキルを身につけよう【吉本 尚】
    4 コンフリクトマネジメント コンフリクトを,医療チームの成果を高める推進力にしよう【稲葉めぐみ】

    第3章 チームを形成し,前に進む
    1 業務改善のしかた【五十野博基】
    1.TWIと作業分解シート 〜作業分解シートによる業務改善のねらい〜
    2 チームとは何か【守屋文貴】
    3 チーム医療を実現させるためのリーダーシップ【守屋文貴】
    4 会議の進め方 ファシリテーションスキルを身につけ,話し合いの質を高めよう【守屋文貴】
    5 問題解決の原理原則【守屋文貴】

    第4章 効率的に仕事を進める
    1 タイムマネジメント【朝倉健太郎】
    2 忙しい人のための仕事術 GTD®で,ストレスフリーに生産性を高めよう【近藤克明】

    実践編
    1 仕事を教える 医療人1年生にはこうやって教えよう【石塚孝子】
    2 業務を改善する 実行する際のヒント,コツ【五十野博基】
    3 システム思考を使った問題解決【守屋文貴】
    4 会議を進める こんなふうに変わりました,タ○クツだった指導医養成講習会【瀬尾恵美子】

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