オトナの片思い

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  • 角川春樹事務所 (2007年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758410861

オトナの片思いの感想・レビュー・書評

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  • 石田衣良、井上荒野、大島真寿美、角田光代、橋本紡など
    人気作家11人の作品を集めたアンソロジー。

    まずは、『大人の片想い』ではなく『オトナの片想い』としたタイトルがいい♪
    子どもだなんて、口が裂けても言えない歳だけれど
    自分が子どもの頃に想像していたような、洗練された大人にはほど遠くて
    中途半端なところをうろうろしながら恋をしている雰囲気に
    「オトナ」というカタカナ書きがぴったりで。

    そして、この美しい装幀。
    「片想い」とひと括りにしてはいるけれど、
    いろんな色や、かたちや、肌触りがあるんだよ、と静かに主張しているような。

    30過ぎても、恋に落ちると、決まってお腹を壊す女性。
    ソファの上で自分だけが知る心地のいいくぼみを探してぐるぐる回る猫のように
    恋を失っても、もう一度私だけの場所を探すのだ、とひたすら前向きな女性。
    離婚後、初めて便座カバーの取りつけに挑戦してあえなく敗退し、
    「俺はもう便座カバーなしで生きていくよ」と宣言しながらも、
    別れた妻が好きでたまらなくて、離婚届を一緒に出しに行く時でさえ
    彼女に会える♪と胸をときめかせる男性。

    大人じゃなくて「オトナ」と銘打ってはいても、
    そこはやっぱりほろ苦いお話が並んでいるんだろうな、という予想を裏切って
    ほのぼのと心温まる読後感を味わわせてくれる作品が多いのがうれしい。

    特に、いつも奇想天外な設定で驚かせてくれる三崎亜紀さんの『Enak!』。
    淡々とストーリーが進むので、「おお?珍しくふつうのラブストーリー?!」と思ったら
    ちゃんと「影無き者」という三崎さんらしい設定が登場してくるのだけれど、
    そんなトンデモ設定があってこその結末が、とても素敵です♪

  • その先まで行ったら、もう前の状態では居られない・・
    もしかしたら、幸せが待っているかもしれないけど、
    あえてその先には進みません!
    経験上からそのラインを見極める主人公たち。
    40歳以上なら、楽しめると思います。

  • 約十年前の書籍だけど、全然古さは感じない。。。

    アンソロジーてヤッパリ良いなぁ!と思わせる作品でした(*´ω`*)♡

    料理通信?へ寄稿されたエッセイ?短編?ばかりのアンソロジーですので、全てに何かしら食べ物飲み物がでてきます。
    読んでて飲み食いしたくなる書籍てのは、なかなかかなり良い感じ(=´∀`)人(´∀`=)

  • タイトル通り大人の片思いを題材にした11人の作家によるオムニバス
    最初(石田衣良)と最後(角田光代)はやっぱりよかったけど、
    でも今回のダントツは三崎亜記でした。設定も展開もいい。

    後はどれもちょっとせつなくはなるけど、まぁ同じ感じ
    当たり外れ激しいのがオムニバスならではです

    食べ物の描写多いなぁと思ったら料理の雑誌に連載されてたのね〜

  • 30歳になってわかったこと
    40歳になってわかったこと
    でも10代の頃のように、小さな食堂で出会った若い男の子にもう一度ドキドキする主人公。
    春の早朝。「大人の恋」を肯定し、空に吸い込まれていくような笑い声を残して終わるラストシーンが心に残っています。
    『わか葉の恋』角田光代
    「Enak!(エナ)」

  • カバーイラストレーション/井上陽子 ブックデザイン/鈴木成一デザイン室

  • 丁度いい距離感を維持した恋を色んな人としたい(´-`)

  • 恋愛の表だけ、キレイな部分が多く描かれた小説でした。

  • オトナの片思い。11の短編。

    一回りとしの離れた男の子とのフレンチ。
    会社関係で好きになった人は結婚をしていた。
    つかみどころのない彼氏と食べたカレーの思い出。

    遠い異国で仕事仲間に芽生えた気持ち。
    影を持たなかったエナさんの料理に再会できた瞬間。
    年下の部下に心を揺さぶられてしまった。

    離婚を言い渡され引き伸ばしながらも別れる二人。
    予期しない離婚と年下のバイト仲間にご飯をご馳走した日。
    工場で働くシゲさんの住む島に一人で行ったこと。

    鰻屋の若旦那の意外な恋の展開。
    定食屋に女一人で入ることに抵抗がなくなった矢先に出会った若い男の子の存在。

    スタンダードな片思いから意外な感じのものまであり、う〜んよくわからないというものあったけれど全体的によかった。

    特に伊藤たかみ氏のが面白かった。
    不思議な彼氏と猫のからしと名前の由来になったからし色のソファにひき肉カレー。

    井上荒野さんのはハニーズと八つの秘め事で読んだ!
    角田光代さんのって酒飲みの女友達の設定よくあるよねw
    盛りだくさんでお腹いっぱいになれる一冊)^o^(

  • 先に進まなくても、このままでいいのがオトナの片想い。
    大人の余裕や諦めと、弱気の間のちょうど良いところにすっぽりハマったお話という感じ。
    11人の作家によるアンソロジー。
    やっぱ短編はちょっと苦手。

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