ズルい言葉

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著者 : 酒井順子
  • 角川春樹事務所 (2010年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758411622

ズルい言葉の感想・レビュー・書評

  • 通勤中に読了。黒い笑いというのか、基本的に醒めた視点から物事を捉えられている方だなぁ、という印象は変わらず。

  • 日常でよく使われる、ふとした言葉を取り上げたエッセイ。
    言葉に秘められた真意を、鋭く分析。
    普段は意識していなかったが、言われてみると「そうそう!」とうなずくことばかり。
    鋭さだけじゃなく、ユーモアもあり、読んでいて心地よく、面白い。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-a0ab.html

  • 普段何気無く使っている言葉に焦点を当てているエッセイ集。読みながら、私も使っちゃってるなーって思いつつ、著者の鋭い視点に頷いたり。何もそこまで穿った取り方しなくてもって思ったり笑
    大人になって、社交辞令を言う機会も聞く機会も増えたなぁ。これが大人になるって事なら悲しいなぁ。。
    17/5/15

  • ひとつ一つがすごく短い、言葉にまつわるエッセイ。
    短いエッセイはあんまり好きじゃないんだけど、これは面白かった。
    2016/06

  • 2015/5/26 読了

    【あとがきより。】
    なんの話題であっても、直截的に話をすることに躊躇してしまい、曖昧にぼかしながら話す我々…の、ちょっとした「え?」という気分を採集した本書。
    真意をクッション材に包むことによって、言葉によるストレスを和らげようとしているらしい。

  • FBでどなたかがこの人の本を紹介していたので図書館に借りに行ったが、なかったのでこれを借りてきて読了。
    非常に面白い。
    先日読んだ岸本佐知子は妄想全開の完全に頭のおかしい人(褒め言葉)が書いたエッセイで面白かったのだが、この人は理路整然と理論的に物事を考える頭のおかしい人(これも褒め言葉)でとても面白かった。
    が、次に読み始めたこの人のエッセイは全然頭がおかしくなくて、一体この人はどんな思考回路をしているのだろうと不思議に思う。
    しかしながらエッセイはやはり女性のほうが面白いな。
    男性はイマイチ笑えない。

  • 「久米書店」を見て、著者酒井順子さんに興味を持ち、手に取った本。
    さらっと、あっと言う間に読了。

    面白かったです。

    私たちの周りにあふれる曖昧な、逃げ道の作られた『ズルい言葉』たち。
    使ってるなーと思うものが、たくさんありました。

    観察眼の鋭い著者にかかると、言葉の裏も読まれるようで、一緒にいる方は大変かも、なんて感想も持ちました。

    「会費いくら?」には、納得。ポンッと膝を打ちました。

  • もしアレだったら、読んでみませんか
    自分への責任を逃れる言葉のなんと多様なこと!
    そしてそれは皆がいとも簡単に使う。
    無自覚のまま。

    何をよく使うのかと自分で考えてみたとき、
    ・嫌いじゃない(けど)
    ・今度ご飯でも(今度飲みに)
    ・どうする?
    ・私のこと好き?
    がよく使うと自覚している。

    嫌いじゃないけど、は、「なんかムカつく」「苦手」そんな言葉が後に続く。
    つまりどちらかというと、嫌いなのだ。苦手なのだ。
    白黒つけるなら、い、や、だ!
    でも、そんなはっきり言ってしまうとなんかやな感じだよなあ、ということで使っている。
    それも余裕のうちだと著者は言う。
    なんとポジティブ!
    そう、これは一千年前から使われている方法だ。
    だから、恥ずべきことではないのだ!やったー!

    私のこと好き?
    この手の言葉は恋愛指南書では絶対ダメ、とされている。
    うっとおしい、重い、etc......
    だが、あっさりしすぎてもちょっと寂しい。
    毎日そーめんばかりより、たまに油淋鶏
    やりすぎはいけないが、こんなことが言えて、相手も「もちろん」と言ってくれるうちは大丈夫、と著者は推測する。
    言ってくれているうちに控えめにしていくのが長続きのコツかもしれない。

    言ってる言ってる、と自分を笑いのタネにしているうちは笑顔になる。
    反省材料にすることも少しは必要かもしれないが、またやってる!としている方がずっと楽しい。
    コラーゲンは、単なるたんぱく質だからそのまま肌になんかいかない。
    それを指摘するよりも、そうと知っていたってついつい頼んでしまう方が、人間関係の潤滑油として役に立つのだ。

  • 気分はよく分かります。

  • さすが、言葉に対する感性が鋭くて笑ってしまう。次につなげる、とか、もしアレだったらとか。

  • 今まで特に意識していなかった「ズルい言葉」も、こうやって分析・解説されると「なるほど」と思うことばかりですね。
    何気なく使っている(又は使われている)からこそ、普段深く考えることがない言葉たち。それらを拾い集め、さらには掘り下げていった著者のクールさに感心しました。

  • 「会費いくら?」は使えると思った。

  • マーガレット酒井さんの頃から大好きで、あたしの中では天才にカテゴライズされてるお人。

    酒井さんのようにおもろい分析は勿論出来ないけれど、「???」とか「昔は言使わなかった言葉だよなー。」とか「その言葉は好きじゃないけど、この人はあたしに気を使ってるんだろうな。」など日々思うので、前のめりで読んだ。

    思わずクスッとしてしまう箇所も嬉しいし、それがしつこくない丁度いい配分で、気持ちよく楽しめた。

  • 面白かったですよ~。
    コラーゲンたっぷりのものを食べた時のやり取りのくだりなぞ、一言一句変わらずその通りっ!と膝をうちました。

  • いずれも最初は流行語だったりなかったものが、いつのまにか日常会話になり、使い方に疑問を抱かなくなったセリフたち。言われてみれば、と思いつつ楽しく読んだ。中には動作と言葉があべこべという指摘も面白く、丁寧に話していても実は威圧だったり慇懃だったりで、気をつけようと思える。謙譲語や丁寧語という文法的な使い方の指摘より、ざっくばらんかつとんちんかんな用法の多用が多いなぁと気付く。自分の文章や言葉遣いを矯正して行こうと思える本。

  • 覚えてない・・・ま、酒井順子さんのいつもの鋭い着眼点+表現の本だったんでしょう。

  • 自分がよく使ってる言葉がたくさんあった!
    丁寧だったり、相手を思いやって使ってるつもりだったけど、実は責任逃れだったんだ~と、とても納得。
    言葉って国民性や性格が出るんですね♪

  • あいまいだけど、便利に普段から
    よく使われている言葉たち。
    著者独特のするどくもあり、
    キツく、うがった箇所もある。
    「見えなーい」など、日本人だと、
    お互いに分かってても
    あえて使ってる言葉もあるだろう。

    「みんなで食べるとおいしいね」は
    本当にそうなんだけどなあ。

    「会費はいくら?」は
    今後、使おう!と思った。

  • 「コラーゲンたっぷり~」とか俗耳に馴染んだバズフレーズ(←造語)を罵倒していく企画かと思い、楽しみに開いたら、鋭利さが足りない。

    酒井さんらしくもない。期待してたのに。

  • 責任逃れ? 曖昧? 紋切り?
    でも、やっぱり使ってしまう便利な言葉が並んでいます。
    タイトルでは「ズルい言葉」と一刀両断されていますが、書かれている内容には、言葉に対する愛情が感じられました。

    「どんな意味だよ」と思いながら、「ある意味」と言ってしまうし、疑っているわけではないのに、合の手のように「本当ですか?」と言ってしまう。
    究極は、「コラーゲンに関する定型会話」や、「蟹を食べていると無口になる」という会話。
    読んでみると誰もが、「あっ、これはよく使ってるな」、「ああ、こういう言い方しちゃうよな」と思い当たる言葉があるのではないでしょうか。

  • これだけズルい言葉を羅列され
    いかにズルいか説明されても


    ごちそうさまでした、は死ぬまで使うつもりだし
    見えなーい、や
    みんな、は言い訳しながらやはり使うだろう。


    ズルい言葉は自分の怠惰や逃げも
    含まれていたりするが
    日本人特有の優しさや思いやりも
    含まれていたりするのである。


    ひとつだけ納得がいかないのが
    料理、得意なんですの項。
    人にはそれぞれ武器があって
    それを合コン等において駆使するのは
    全然悪くないと思うのですが‥‥‥‥


    私は駆使できませんけどね。笑

  • けっこう、思わず使っている言葉が、意外とその場を乗り切るために適当に使われているのを感じました。言葉なんてそんなもの、と思う反面、思わず使っている言葉にいわれてみればそんな意味もあるよな〜と気付かされることもありました。

  • 2010年10月
    川口市立図書館で借りて読みました。

  • 世の中ズルい言葉がいっぱい。

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ズルい言葉の作品紹介

「コラーゲン、たっぷり〜」と、フカヒレを食べるたびに言っていませんか?「ある意味」「今度、ごはんでも」「どこか懐かしい」「一口、どう?」「もしアレだったら」など、ついつい使いがちな責任逃れ語、曖昧語、紋切り語を45個採集。

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