拝啓17歳の私(わたし)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 49
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412209

感想・レビュー・書評

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  • なかなか面白かった。手法的な問題なのか、二つの時系列が同時に進むので、途中であれ???と思いながら、最後に納得。不思議な作品だと思った。私も、高校時代に空手をやっていたので、懐かしく読めました。ただし、私の場合は、型ではなく、フルコンタクトでしたが。

  • (収録作品)被写体は初夢の彼方に/炎暑の怪談咄/花曇りの頃の憂鬱/拝啓17歳の私/長雨ふって地固まる/そして、季節は巡りくる

  • (トリック的に仕方ないけど)人間関係がつかみにくかった

  • なんか読みづらい。色々青春何だろうけど…
    2014.7.18

  • 【収録作品】被写体は初夢の彼方に/炎暑の怪談咄/花曇りの頃の憂鬱/拝啓17歳の私/長雨ふって地固まる/そして、季節は巡りくる

  •  丁寧に読む者には、危うくもキリっとした小説が姿を現そう。
     

  • 青春連作ミステリ。……あまり詳しくは書けません。一見シンプルに見えた物語だけど、かなりこんがらがって騙されてしまいました。うーむ、そういうことだったのか。
    スポーツと恋愛と友情と、という爽やかそうな物語。だけど各人の裏に潜む嫉妬や羨望が案外とダーク。一方で些細な思い違いや擦れ違いで起こった事件は、悪意がなかったことにほっとさせられました。

  • 空手少女たちのほろ苦くも輝かしい青春時代を綴った、日常の謎系連作ミステリ。謎解きミステリとしては特段優れているわけでないものの、叙述トリックの存在を読者に匂わせた上で一段上の仕掛けを凝らした第一章は、巧みに盲点を突いてきます。その一方で通して見た場合、サプライズを意識しすぎて個々の人間関係と全体像の把握が相当困難な状況に陥っており、本末転倒も良いところ。昨今の「とりあえずどんでん返しを入れとけ」的な、悪しき風潮の弊害が生んだ一冊といえるかもしれないです。

  • 913.6 ハ 登録番号10419

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著者プロフィール

大阪府堺市生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業。2010年『女騎手』で第30回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しデビュー。主な著書に「国際犯罪捜査官・蛭川タニア」シリーズ、『ガールズ空手 セブンティーン』『襷を、君に。』『シマイチ古道具商―春夏冬人情ものがたり―』などがある。最新作は『襷を我が手に』。

「2018年 『始まりの家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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