働かないの―れんげ荘物語

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著者 : 群ようこ
  • 角川春樹事務所 (2013年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412223

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働かないの―れんげ荘物語の感想・レビュー・書評

  •  働かないと決めて働かない、毎月決まった金額だけ貯金を取り崩して使い、日々を静かに淡々と暮らしてゆく。
     読書に散歩を友として過ごす日々にも、隣人が越してきたり刺繍を始めたり小さな変化は訪れる。そんな中で自分についてつらつらと考えてみたりする様子がなんだかリアルで、似ているところも違うところもひっくるめて、今の自分にするりと馴染む作品。
     面白い作品も感動できる作品も沢山あるけれど、自分に馴染む、という感覚の作品には滅多に出会えるものではないので、そのことがまず嬉しい。

  • 「働かないの」
    働かないということも強い意志を伴う。
    何を選択するかは自由だけれども。
    もう働かない
    そう叫びたくなったらこちらの本を。
    働けない
    のではなく
    働かないという選択
    思ったより生易しいものではないかもしれないなと感じる。

    2013年
    装画:藤田知子
    装幀:川畑杏奈

  • 終始ゆる〜いお話。
    その中にも、新しい住人が増えたり、刺繍を始めてみたり、何気ない日常の中にもあったかい出来事がちりばめられている本だった。

    こんな風に、
    人と適度な距離感を保ちながら生きていくことも、
    なかなか楽しそうだと、思える。

    先にこちらを読んでしまったので、もうこの生活が固まってるけど、
    前作は会社員だったところの話もあるのだろうか。
    早く読んでみたいところ。

  • タイトルに惹かれ読み始めたはいいものの、苦痛だった。
    主人公がずっ〜〜〜〜〜〜〜〜と同じこと繰り返してわだかまり、物質的にも思考的にも前後左右どこにも動かないのが。
    そんなのは現実だけで充分、といった気持ち。

    著者はどんなシーンを見てもらいたくて、この作品を書いたんだろうか。
    微動だにしない中年女性を見せたかったのだとしたら大成功。

    再読はない。

    印象深いセンテンス。
    『なかには明らかに本人のミスなのに、平気で人のせいにする人間もたくさんいて(中略)きっと彼らは自分に降りかかった非難の原因を、全部他人のせいにするからストレスも溜まらないはずなのだ。』

  • すぱっと会社を辞め、隠居生活をおくることにここ数年憧れを抱いている。人間生きていれば、ある一定の間隔で「何かを求めなくちゃ、何かの、誰かのためにならなくちゃ」なんて気持ちがよぎり、不安になる瞬間がくる。でも結局、何かを追い求めなくても、何かと比較しなくても生きていく道ってものもあっていいのだとキョウコの生活を垣間見て改めて元気づけられた気がする。人間いろんな生き方があっていいのだと。続編待ち遠しいなぁ〜。

  • 『れんげ荘』続編。静かな日常小説。好きだな~

  • まだ続きがありそう。

  • 働きたいです。
    若いうちに仕事しまくったから40代で仕事辞めてもう働かない。と決め、働かない生活を描いたものでした。

    なんでも反動で極端なことになるよなーと思いました。
    先月40冊ぐらい読んだ反動で、今月まだ12冊です。
    やっぱ毎日少しずつが大切のようです。

  • 働けるのに働かない貯金を取り崩しての生活。
    自由なような後ろめたいような、同じように働いていない私は少々身につまされる。

  • れんげ荘の続編。刺繍に夢中になるキョウコがなんともほほえましい。れんげ荘の住人との交流もステキ。人生は仕事だけじゃないのだと思う。

  • れんげ荘のひとたち。今回もしみじみ暮らしてます。

  • こんな生き方もあるんだ・・・・。
    昔バブルの頃、一日14時間くらい働いてた。何の疑問もなかった。出張先の四国のメーカーの工場でのお昼の光景、年配のお父さんくらいの社員と高校生みたいな若い社員が陽光のなか、のんびりとキャッチボールをしていた。
    何だかすごく衝撃をうけた。
    そんなことを思い出した。

  • れんげ荘物語のPart2です。相変わらずキョウコさんは働かない生活を続け、クマガイさんも健在。そこへ新しい住人のチユキさんが登場します。私は勝手に小林聡美、もたいまさこ、杏をキャスティングしました。今回はキョウコさんは刺繍にハマります。次回作があれば片桐はいりさんにキャスティングできそうな人が登場して欲しいなぁ。

  • 散歩に読書に刺繍、時々おしゃべり。
    48歳、貯金生活社のキョウコは、
    月10万円の綱渡り生活を今日も
    愉しんでいます…。
    ささやかな幸せを求める女性を描く。
    「れんげ荘」第2弾。

  • れんげ荘の続編。3年たって48歳になったキョウコ。クマガイさんも変わりなく嬉しい。そしてサイトウ君のいた部屋に新しく入ったお大尽ことチユキさん。この人もとてもいい人だ。モデル並みに背が高くて美人だというのに、おじいちゃんちの跡地に建ったマンションの部屋を人に貸して、自分はれんげ荘に入ったという。やっぱ家賃収入があるっていいよな。今回は無職でいると役所の人が調査に来るというのが分かった。なるほど。税金を納めないってことだもんな。でも父を見てるとたまに働く、セミリタイヤぐらいがいいのかも、と思う。でも新しい環境に慣れるの、苦手だもんな。配当生活なら税金払ってることになるのかな。続きもすぐ読みたいけど、まだ図書館入ってないんだよな。

  • キョウコみたいに早期リタイアしてのんびり暮らしたいけど、それはそれで悩みそうな気もする。

  • 40代女ひとり暮らしでも近所の人に恵まれれば楽しく生活できそう。それもある程度お金があるからよね〜。
    若い時にうんと働いて、ある年齢で「もう働きません、月10万円でやりくりします」と言い切ってしまえるなんてすごいよ。そんな悩みのない生活を送ってみたいが、先立つものがないな(笑)。
    うーんと働いておけば良かったか……。今さらだな。

  • 他人と比べない。他人のことを詮索しない。大事にしたいことをさりげなく伝えてくれる。

  • キョウコのおかあさんのくだりになるとイライラしてしまう。お隣に入ったチユキさんもいいですね。

  • 群ようこさんのれんげ荘シリーズ№2「働かないの」(2013.8)再読完了です。これで3つの本が気持ちよくつながりました(^-^) お母さんだけは一人浮いた感じですが、それ以外のひとはみんな温かく有難いですね!それにしても若くて(60歳以下で)仕事をしていないと区役所からいろいろ聞かれたり大きなお世話をされるんですね。無収入だと所得税や住民税が発生しないし、生活保護などとの関係もあるんでしょうね・・・。

  • 『れんげ荘』シリーズ第2段。
    主人公とクマガイさんが主な住人で続くのかと思いきや、まさかの新入居者が!しかも若い娘さん!色んな人が集まるもんなんだなぁと感心しながら読んだ。
    このお話は特に何かある訳でも起伏が激しい訳でもなく、まるで主人公・キョウコの日記のよう。
    だけどその生活を覗き見しているとなんだか楽しいし、一生懸命無職生活を送ろうとしているキョウコが可愛らしい。そしてキョウコがうじうじ悩んだ時に登場する、お友だちのマユちゃんが素敵。ズバッと的確なアドバイスをくれて、なんとも心強い。
    前作ではキョウコはもっとしっかりした人というイメージがあったけど、今回はなんだか少し幼い印象を受けた。張りつめていたものが少しずつ解れていって、キョウコの素が出てきたのかな。

  • 会社を辞めて古びたアパート「れんげ荘」に住む48歳ササガワ・キョウコののんびりした日常。
    前作「れんげ荘」同様に肩ひじ張らずに気軽に読めてとても良かった。
    『まだ出来るのにその手前でやめておくと、出来栄えを見て自己嫌悪に陥らなくなる』というのが印象的。
    とかく忙しい毎日を頑張りすぎている皆さん。今年はちょっと肩の力を抜いてみませんか?…と自分にも言ってみる(笑)

  • 働かないの。そう、もう働かない。
    十分に働いた。一生懸命勉強した。いい学校というところも行った。いい会社というところにも入った。
    だけど、もうね。いいの。
    月々、10万円で暮らす。収入がないとね、住民税とか払わなくていいの。
    貯金を切り崩す生活だけど、何もないけど、、、
    いいんだ。。
    ・・・とは思いつつも、ちょっと割り切れなかったり、時間を持て余したりする。
    そして、ふと気が付くと、いろんなことが若いころのようにできなくなっていることに気が付くんだな。。
    そうだね。
    もっともっと年をとっても、ちゃんとしていられるように、、、過ごしていきたい

  • 新たに刺繍に挑戦したり、あたらしい隣人のチユキさんが入居したり、いくつかの変化はあったけれど、続編も、あれよあれよというまに終わってしまいました。
    無職で一人暮らしする生活って、長く続けるには退屈そうだし、不安もあるだろうしなんて、他人事のように思っていたけど、誰でもひとりになる可能性があると気がついて、キョウコの不安も少し飲み込めてきました。キョウコみたいに貯金もない私のほうが、よほど不安でした(汗)
    三食自炊して、掃除して、生活そのものをきちんと行うことだけでも、充実感があるかもしれない。ひとりだといい加減になってしまいそうだから。そして、生活を淡々と描いて小説にすることも、案外難しいのではと思ったりもしました。
    キョウコは3年経っても、この生活を続けていました。これからもそうしていくようです。さらに続編があれば読んでしまいそう。

  • 「れんげ荘」続編。
    新たな隣人もやってきた「れんげ荘」で、自身の生き方・あり方を自問自答しながらも穏やかな日々を過ごすキョウコ。
    足るを知る者は富む、毎日の生活の中で幸せを見つけること。そんな話だと思う。
    (図書館)

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