働かないの: れんげ荘物語

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412223

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  • れんげ荘に住み始めて3年がたったキョウコさんのお話。
    私も仕事辞めて、ずっと本読んだり映画観たりして自由に暮らしたいなって思うことあるから、少し共感できる。でも実際にはそうもいかないから、それを実現したキョウコさんはすごい。
    だけど折角そんな暮らしをしているのだから、もっと楽しんだらいいのにって思うことがたくさんあった。実際にしてみたら、先のことが不安になるのかな。
    2階の探検は読んでいて一緒にワクワクした。でも案外何もなかった。笑
    物語の中で、刺繍に挑戦するのですが、本の表紙も刺繍になってた!素敵!

  • 私も48になったら最低限の生活を好むようになるのだろうか。こういう生活も素敵かもと一瞬憧れも持ったが、頼れる人が近くにいないと成立しないと思う。
    やっぱり私はいい部屋に住みたいし少しは贅沢したい。だから働く。

  • 相変わらず気ままな暮らしのキョウコ。地震があっても心配しない母との確執もなかなかのもの。今回は刺繍にチャレンジ。

  • 再読です。

    仕事を辞め、月10万円で生活することに決めたキョウコさんの話。

    とうとうTVまで処分してしまった………。

    到底真似できないキョウコさんの暮らし。だけど、ちょっと憧れる………。

    次作も楽しみ。

  • 激務に疲れ果て、最低限の支出で細く長く穏やかに生きることにした女性のお話。お母さんとの関係がうまくいってない様子だったが、そのあたりもう少し描いて欲しかったな。仕事から解放され自由であるはずなのに、興味が湧いて始めた刺繍で悩むという…人って悩みが尽きないものだなぁと少しシニカルなクスっをくれた一冊。

  • れんげ荘の第2弾。

    ぼろぼろのアパートれんげ荘に引っ越して、働かずに貯金を切り崩して月10万円で生活しているキョウコ。

    れんげ荘は不動産のおじさんに網戸を取り付けてもらい、蚊に悩まされることも減り
    キョウコとクマガイさんとコナツの他に、新たな住民のチユキが引っ越してきた。

    チユキはモデル並みの長身だけど、祖父と暮らしていたせいか気さくで立ち入り禁止の2階に探検してしまうほどの天真爛漫な良い人で良好な関係を築いている。

    友人のツテで刺繍を始めることになったが
    気力と体力が思ってる以上にうまくいかず
    意気消沈しながらも、住民の励ましの言葉に奮闘する日々。

    続きの本も借りたから、読むよ〜。

  • れんげ荘物語の第2弾。会社に嫌気がさし退職し、反りが合わない母親にも嫌気がさし一人古いアパートに引っ越す。働かず貯めたお金を崩しつつ毎日を楽しんで生活している。こういう生活、ちょっと羨ましい。

  • 「れんげ荘」を読んだのが偶然にも6年前の同日。こんなに月日が流れたのに物語では3年しか経ってないのが笑える。久しぶりのキョウコさんは如何にとお手並み拝見的な感じで本を開いたとたんに群ようこさんワールドに突入。一気に懐かしの世界の住人の虜に。自分の生き方に迷いながらも自分らしくと納得しながら少しずつ前進していく姿にほっこりさせられた。刺繍に苦戦したり新しい住人とのふれあいににんまりしたりほのぼのとした物語はやはり健在だった。

  • 前作のれんげ荘のその後。網戸やエアコンが設置されたり新しい住人が入ったり、少しづつ変わりながらも変わらないゆったりとした生活が読んでいて心地よかった。

  • 「働かないの」
    働かないということも強い意志を伴う。
    何を選択するかは自由だけれども。
    もう働かない
    そう叫びたくなったらこちらの本を。
    働けない
    のではなく
    働かないという選択
    思ったより生易しいものではないかもしれないなと感じる。

    2013年
    装画:藤田知子
    装幀:川畑杏奈

著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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