食堂のおばちゃん

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412681

感想・レビュー・書評

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  • 疲れている時やあんまり何も考えたくないときに、おすすめできる本。美味しそうな料理に癒される。
    近くにこんな食堂があったら通いたい!以前勤めていた職場付近に700円くらいで食べれる美味しいご飯やさんあったな…
    レシピも末巻に載っていて、キャベツのペペロンチーノ作ってみた。簡単で美味しい。厚揚げの白和えや春巻も気になる。
    シリーズ少しずつ読んでいきたい気持ちになった!

  • 誰かのために作る料理のお話は元気が出ます!

  • まるで「みをつくし料理帳」の現代版のよう 
    そんな大きな事件が起きるわけではないけれど、人を喜ばせようとする料理やそれをおいしくいただく話は、読むだけで幸せな気持ちになる

    山口さん自身が社員食堂のおばちゃんだったそうで、メニューが豊富で具体的、そして何より気取らず私にもできそうなのがうれしい

    小鉢ものなど、大いに参考になった

  • 仲の良い姑と嫁がやっている食堂のお話。
    ここに出てくるメニューはとても美味しそう。魚は苦手な私も食べたくなるメニューがたくさん。
    そんな料理を求めて常連さんは毎日集まってきます。
    大きな事件はないけれど
    『そういえば、この前こんなことがあったのよ〜』
    程度の事は起こります。
    そんな普通の人たちの生活の一部を美味しい料理と一緒に届けられたような気分になれるほっこりしたお話でした。

    このシリーズ、沢山出ているみたい。
    ちょこちょこ読んで癒されようと思ってます(^-^)

  • 食堂を舞台に、お料理を交えて、お店のひとや、お客さんの人生模様を描く。
    美味しそうな料理ばかり登場し、読み進めるたびに、おなかがすいてきます。
    続編があるようなので、機会があれば、また読みたいと思います。

  • 舞台は東京、佃、嫁姑で仲良く営む「はじめ食堂」

    そこに集うお客さん達との交流も人情味にあふれてて
    心が温かくなりました。

    築地で仕入れた新鮮な食材を使って、
    バランスも良くてお財布にも優しいなんて…。

    煮魚、焼き魚、エビフライ、日替わり定食、
    どれもこれもみな美味しそう。
    そして小鉢っていうのがいいんですよね~。

    近所にあったら毎日でも通いたい。
    いや、近所でなくてもあったら行きたい。

    主人公が食堂のおばちゃんというだけに、
    目線が身近で楽しく読めました。

    そうそう、コロッケをあなどるなかれです。
    手間がかかるわりに、食卓での地位の低さが納得いかないです。
    あはっ、たまにしか手作りしないことの言い訳みたいですね。

  • 実はあの常連さんが!!

    という 水戸黄門さま的な

    爽快なエピソードもあって

    気持ちよく読み終わりました

  • 昼は定食屋、夜は居酒屋、姑と嫁で切り盛りしている。美味しそうで、意外と簡単な料理がたくさん出てきて、事件も起きる。

    料理苦手な私でも、いくつか作ってみたい。
    料理シリーズ、もっと読みたい。

  • 初読み作家さん。東京佃島のはじめ食堂。先代は一流ホテルのシェフで独立してこの地に洋食屋を開いたが、30年前に亡くなり息子と妻が引き継ぐ。息子も若くして亡くなり、嫁と方向転換して町の食堂を営む。姓は一と書いてにのまえ。女将さんは一子。嫁は二三と書いてふみ。一一子さんと一二三の嫁姑が仲良く切り盛りしている。昼は定食屋、夜は居酒屋で家庭料理を求める常連さんが集う。暖かいホロッとする話やちょっとしたトラブルもあり、料理とともにホッコリした気持ちになれた。最後の孝蔵さんの話に感激した。ぜひ常連になりたい店だ。

  • 食堂のおばちゃん
    山口恵以子

    ∞----------------------∞

    はじめ食堂みたいなとこの常連になりたいっていつも思ってる。

    一を「にのまえ」と読む家の一一子さんと一二三さん。
    二三さんは夫の高さんと言うよりも、義母の一子さんと気が合うとか料理が美味しくて嫁に来た感じで、そういうとこがこの話の良いとこだと思った。

    お店にやってくる常連さんも個性的で面白い。そこにやってくる新顔のお客さんがメインストーリーなんだけど、お店をしてると色んな人がきて楽しそうでもあり、大変なこともあるんだなって思う。

    小説を読んでるのは、自分にとって現実逃避以外になんの得になるのだろうとたまに思うことがあるけど、こういう本を読んだ時に、人それぞれ趣味嗜好が違うように考え方が違ってたり、だからこうやって諦めなさいとか、自信を持ちなさいとか、今のままで良いんだよとか、色んな角度から言われてる気がして、残りの人生をどうやって生きていくかの指標にもなるんだよね。
    レシピもいいけど、亀の甲より年の功の話が読みたいのかも。

    万里くんはこのまま食堂で働くことになるのかな?

    2024/01/23 読了(図書館)

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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