熱波 (ハルキ文庫)

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著者 : 今野敏
  • 角川春樹事務所 (2004年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758431217

熱波 (ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 沖縄を舞台にキャリア官僚が事件に巻き込まれていく話。
    台湾マフィアやらCIAやら米軍やら豪華な面々が登場し、若干現実離れしている感は否めませんが、所々リアルというか、核心をついていておもしろい。
    「神々の遺品」に続き、今野敏なかなかおもしろい!

  •  沖縄問題に真っ向から切り込んだ本書。
     書かれたのは少し前だが、今のこの展開を作者が読み切れたのか聞きたいところだ。
     話がやや浮世離れしているようにも見えてしまうのは、私が「うちなんちゅ」ではないから、それだけだろうか。
     凄くリアリティに溢れているのだが、どこかハリウッドの映画を見るような綺麗な収まり方がしっくりこない。中盤のミステリアスな部分と終盤にかけての盛り上がりが面白いだけに残念。

     今も直面し、震災のどさくさに紛れて表面化しないこの問題に、日本人はいつまでも縛り付けられなければならないんだなあ。
     どの道が日本にとって、沖縄の人にとって良い事なのか。
     真剣に考えていないとお役人を非難する気持ちは凄く良く分かるが、北方領土にしろ竹島にしろ、島国というのは本当に難しいと実感させられる。
     どこの領土にも所属出来てしまえる「島」という形態に、身震いするような怖さを感じ取った一冊だった。

  • キャリア官僚が切迫した現場に直面し、判断することの大切さに気付き、働く意味を会得していく。対比して描かれる様々な官僚たちの所作も非常に興味深く描かれていた。官僚組織の長所と短所を上手く描いた作品でした。

  • 奏者水滸伝の外伝的な作品

    内閣情報調査室のキャリア磯貝竜一が沖縄の視察を命じられる。そこで沖縄知事の屋良長量とその補佐官である比嘉隆晶と出会う。
    また、比嘉の経営するライブハウス「ビート」で務める仲泊美里という美少女
    に心惹かれていく。
    沖縄独立論者との噂の比嘉を調査していくうちに、突然台湾マフィアに拉致されそうになる。一体沖縄に何が起ころうとしているのか。それを知っていくうちに磯貝もほんとうの意味で徐々にウチナンチュになっていくのであった。

  • 2010/7/22 Amazonより届く
    2010/9/11~9/15

    内閣情報調査室の磯貝竜一は、沖縄県に出向する。沖縄独立論者の知事補佐官の比嘉から沖縄県の真意を聞きだそうとする。そんななか、磯貝は台湾マフィアに拉致されそうになる。いったい沖縄で何が起こっているのか?アメリカ軍、地元やくざなどを巻き込んで騒動はますます大きくなっていく。

     まったくノーガードで読んでいたのだが、比嘉は奏者水滸伝シリーズの比嘉隆晶であった。他の3人も登場し、久しぶりに演奏シーンも楽しめた。

  • 中央省庁の官僚が、業務の一環で沖縄県庁に出向し、大きな事件の渦中に巻き込まれながら、しだいに沖縄への理解を深めていく。おもしろかったです。主役が省庁のキャリア官僚ではあるものの、トップエリートではなく平凡な公務員といった感じであり、ごく普通の人物として描かれている点が、なかなか・・・。日本の少数民族や地方自治のあり方など、いろいろ考えさせられることアリ。しかしながら難しいことはさておいて、単純に楽しめました。とくに、ラスト付近のシメかたが何とも言えずいい感じです。最後の主人公と友人(?)との会話が、とっても粋で良いです。

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