- Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758431736
作品紹介・あらすじ
「ホメロス計画」-信仰心を失った人類は、新たなる神を求めて地球外知的生命体との接触を試みていた。それは存続の危機にあった教会にとっても「神の科学的証明」による信仰回復の可能性を秘めていたが、反体勢力による抵抗も進行していた。そんな中、地球外生命体からと思われる大量のニュートリノが観測されたのだが…。人類・神・宇宙の関係に鋭く迫る、第一回小松左京賞受賞の一大SF、待望の文庫化。
感想・レビュー・書評
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2000年12月刊。第1回小松左京賞受賞作。2005年5月文庫化。神を探すお話。地味な設定ですが、しっかりした構成で、興味をそらさないストーリー展開が面白く、楽しめました。
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石板どうなったの?
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岩手などを舞台とした作品です。
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信仰心が薄れつつある世で神の存在を見つけられるか、という背景設定が興味深い。人物描写もしっかりしてる。主な登場人物は3人。「ホメロス計画」の遂行に深く関わっている科学者。宇宙人の影に怯える精神科医。そして信仰心に疑問を抱く神父。なかなかバラエティ豊か。それぞれのパートの話が面白く、すんなり読めるのは文章が上手いのかな。
とにかく。続きが気になるー、という展開。面白かった。 -
一応SFに分類されるらしいのですが、特に気にしなくても読み進められます。
神は存在するのか、するならばなぜ救いをもたらさないのかという疑問に取り組んだ作品 -
2007/4/22読了。第1回小松左京賞受賞作のSFです。神はいるのか?という壮大なテーマを扱っていますがなかなかの出来です。
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SFって結局こういう話に行き着いちゃうのね、っていう、まあよくあるパターンの話。でも、物語全体の雰囲気というか作者の視点(姿勢?か)は好き。
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神の存在を疑問視する神父がとても新鮮だった。でも、神父じゃなくても私でもそう思う時がある。だからこの作品は惹きつけられた。SF作品だけど、読みやすかったな。何度も読みたい本かな。