終の棲家 (ハルキ文庫)

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著者 : 仙川環
  • 角川春樹事務所 (2007年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758432870

終の棲家 (ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 前々から、医療をネタにした小説を発表されている、仙川さんの著作。
    最近徐々に広がり始めたのか、先日ドラマ化もされていました。

    私は『チーム・バチスタの栄光』の海堂さんと同じ時期にて、
    そちらとはまた違った面白さで、読み続けています。

    主人公は、MBA取得者ということで鳴り物入りで入社した、麻倉智子、
    なんですが、アラサーの今となってもイマイチ目が出ず、飼い殺し?状態。

    その理由は、頭でっかちすぎること、、現場を見ないこと、
    小手先の実感のない理論を振りかざしていること、etc、、イタタ。

    そんな彼女が、老人医療現場の現実を向き合う事で、
    一人の“記者”として成長していく物語、でしょうか。

    最近流行りの女性のお仕事物語として読んでも、面白い。

    また、仙川さんご自身が、医学部を卒業→新聞社とのキャリアで、
    実体験からくる?リアリティを感じられたりも。

    老人医療や老老介護、終末医療などについては、
    今年に入ってからアンテナが伸びている身としては、

    そちらの視点で読んでも、非常に興味深く読めました。

    人はいくつになっても成長できるし、
    いくつであっても成長の無い人は、、(略

    ん、“現場”を知らない理論は説得力がなく、
    “理論”の無い現場にも解決力がない、なんて感じた一冊です。

  • どんな職業でも、本人の気づきがあれば必ず成長すると実感させられる内容。
    成長のない社会人は「気づかない」?
    我が次男の仕事に対する姿勢を比較対象しながら、身を細めるようにして読み終えた。。。
    人は仕事を通じて変わることができると、次男に知ってほしい。仕事ってそういうものやと。
    何のために、この仕事をしているのか、なぜこの仕事を選んだのか。
    流れで、何となく、たいして考えてない…そんな答えが速攻返ってきそうな気もするけれど…

  • 老人の在宅介護という社会問題を扱っているが、プライドの高いダメ新聞記者が、社会に揉まれて育ってゆく、という話。

  • 「終の棲家」
    NHK BSプレミアム 日曜22時
    出演:桐谷美玲、岡田義徳、加藤虎ノ助、平泉成
    http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/30000/186960.html

  • これもドラマ化される(NHK BS)ので読んでみた。最初はちょっと読むのがイヤになったが、それが狙いだったんだね。見事に填められました。

    最後はもうひとつすっきりしない感じだが、結構面白かった。

    桐谷美玲に加藤虎ノ介か。桐谷美玲は確かにイメージある。ただ、原作よりドラマはかなり若くしてるので、その辺りをうまく処理できてるかな?

  • 全く前知識無く、裏表紙のあらすじすら読まずに手に取った本作。タイトル名と表紙の印象から、介護を題材にした人間ドラマと勘違いして読んでいたので、中盤以降の急展開に仰天(そもそもミステリと思ってなかったので…)してしまいました。

    その急展開ぶりと、タイミングを同じくして“覚醒”する主人公の目覚ましい変化はとても魅力的で、久々に没頭しながら本を読んでいました。

    内容が内容だけに、読後はちょっと考えさせられますね。犯人の言い分はもっともらしく聞こえますが、結局自分勝手な想像で助けたつもりになってるだけじゃん?と思っちゃいました。

    自分の思想・主張のために、要介護者たちを利用してただけだと思ったので、犯人には強い憤りを感じます。最後はドヤ顔で告白なんかするから、なおさらイラッと…

    作者は元新聞社勤務とのことで、主人公達の仕事描写は自分が想像する新聞屋のそれそのものでした。そんな仕事描写の“らしさ”と想定外の仰天展開に、最近読んだ本の中では久々に楽しませてもらったような気がします。ドラマ化されるとのことで、そちらも観てみたいところ。

  • 『終の棲家』ドラマ化決定! - 角川春樹事務所
    http://www.kadokawaharuki.co.jp/topics/topics.php?no=263

    角川春樹事務所のPR
    http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=2837
    すべてが絵空事 仙川環オフィシャルブログ
    http://ameblo.jp/senkawa-tamaki/

  • 芥川賞作品の「終の住処」と間違ってσ^_^;、手にとったが、新聞社の話だったのでリアリティがあり、面白かった。プライドの高い勘違い女性記者が泥臭い世界に足を踏み入れ、成長する物語。社内の権力争い、ジレンマも、あるあると共感するところも。主人公が最後まで魅力的に映らなかったのは何でだろう。武闘派のデスク、同僚記者の方が好き。

  • 女性記者の成長物語

     医療ミステリーではなく新聞記者さんのお話と捉えたほうがわかりやすい。作者さんの経歴をたどっているからかなり現実っぽいんだろうと思うけれど、その辺がイマイチ伝わってこないのが少し残念。

     この作者さんの特徴だろうけど、特に女性の服装や化粧に関する描写が細かい。また、オヤジに対する書き方が新鮮だ。居酒屋に同行する場面では、ストーリーよりもそっちのほうが興味深いくらい。

     テーマは老人医療とあるんだが、きっと作者さんはそれを書きたかったのではないのではないか。私はそう思うな。

  • ハルキ文庫用の書き下ろしだ。
    他の作品と比べると謎解き度が今一だが、やはり面白かった。
    病気の老人の介護の問題を取り上げている。
    自宅での介護には、お金の問題、家族の負担があり、
    先行き短い老人は、治療を止めるべきか論まで踏み込んでいる。
    テーマ自体はありがちだが、この作品で新聞社の様子を知ることができ、サラリーマンの有り様についても考えさせられた。出世か、やりたいことをポリシーをもって進めるべきか?

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