雛の鮨―料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-2 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)

著者 : 和田はつ子

• 角川春樹事務所 (2007年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[永遠ニ馨ルさんの感想 · 2013年6月28日]

あら。
意外と面白かった。

春・夏・秋・冬と季節に添った4編が収録されている。
それぞれ季節を大事にした料理が登場するものの、
料理よりは捕物に焦点があたっているので肩すかしを食らった感もあるけれど、そういえば、「捕物控」ってなってたね。。。

塩梅屋の主人、長次郎亡き後、店と一緒に大きな秘密も任された季蔵。
続巻も読んでみようとは思うけれど、事件の顛末は全てテンプレートな結末かな、という一抹の不安もあったりなかったり。

[mittipoohさんの感想 · 2022年3月22日]

2022.03.22

[shigenobuさんの感想 · 2021年2月20日]

４篇で１冊となっているのはよくあるパターンで違和感もなかったけれど、
１篇ごとに殺人が起こり、解決されるのは随分とせわしない気がする。
もうちょっとゆったり構えて欲しかったというのが率直な感想。
第三作までがセットで販売されていて、エピソード0として「長崎菓子」が
プロローグとして挿入されていた。
まだ季蔵の許嫁、瑠璃が闊達に生活している様子が描かれているが結末は暗
い。

[advicekiyomidosuさんの感想 · 2019年4月17日]

訳あって武士を捨てた季蔵。尊敬していた料理屋の親方長次郎が或る日突然骸で見つかった。どう見ても殺しだったが、事件を増やそうとしない同心は、自死と片付ける。犯人を必ず見つけると心に誓って季蔵は事件の真相に近くが、それは親方の裏の仕事もしることに。
推理も楽しく、当時の料理も知るという２度美味しい仕組みのシリーズ！

[ஜあびஜさんの感想 · 2018年3月7日]

20180307読破
料理人季蔵捕物控 １
☆2.8　四捨五入して☆３評価
読み始め、台詞が現代的で軽く驚いた

・雛の鮨
・七夕麝香
・長次郎柿
・風流雪見酒

[hiromi720さんの感想 · 2017年11月24日]

まあまあかな。
事件の終わらせ方がさくっとし過ぎな気もするけど。

[あいちのいちさんの感想 · 2017年9月26日]

初めての著者。江戸時代の捕物と料理、これ以上の組み合わせはないね。次も読みたくなる。

[hosinotukiさんの感想 · 2017年9月16日]

連作短編４編
武士を捨て料理人として生きる季蔵．のっけから主人長次郎が殺されて、あれよあれよという間に主人の裏稼業まで継ぐ事態になってくる．が，少しご都合主義的で，人物がみんな人形か出来の悪い俳優のようで，全体にぎくしゃくした感じが残った．

[halさんの感想 · 2016年6月17日]

期待が大きすぎた。

暇なときに手元にあれば読みたい。

[あゆむさんの感想 · 2016年4月16日]

料理人李蔵捕物控
　雛の鮨
　七夕麝香
　長次郎柿
　風流雪見鍋

銀座三河屋の「煎り酒」をもらったので
使い方見本として読んだ本。

「煎り酒」上品でおいしい調味料です。

著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学大学院修了。「料理人季蔵捕物控」「口中医桂助事件帖」「鶴亀屋繁盛記」「余々姫夢見帖」「お医者同心中原龍之介」「鬼の大江戸ふしぎ帖」「はぐれ名医」シリーズなどの時代小説を精力的に執筆するとともに、現代ミステリー「青子の宝石事件簿」シリーズ、『わらしべ悪党』も刊行。

「2023年 『花人始末　椿の花嫁』 で使われていた紹介文から引用しています。」