怖い人 1 (ハルキ・ホラー文庫 ひ 1-13)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 89
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758433013

感想・レビュー・書評

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  • 2016年2月11日読了。
    2016年65冊目。

  • いい具合に気持ちの悪いお話が集まっています。

  • 色々と怖い人について書かれているのだが、私が印象に残った話は、髪の長い女の人が、同様に髪の長い女の人にバスだかに乗っていたときに髪をしばられていて、なおかつカッターを持っていたという話。どうして自分の髪の毛が他人の髪の毛に結ばれているのに気がつかないのかなと不思議に思ったが、彼女はその後、ショートカットにしたという。いずれにしても嫌な話しだ。

  • 7月17日読了。平山夢明氏による怪談話集。夏向けにちょいと怖い話を読んで涼んでみようかーという個人的企画にて読んでみた。超自然現象や怨霊よりコワイのは、隣にいるのに何を考えているか分からなかったり、突然キレたりする「人」であるということか。・・・ま、本当に「死ぬような目」に遭った人からは話を聞くこと自体できないわけで、この本に出てくる「怖い人」たちは所詮刃物で自分を傷つけたり語り手の社会生活に影響を及ぼす程度で、怖い人全体のレベルの中では中の上を超えるものではないんじゃないかなーとも思ったりもする。

著者プロフィール

1961(昭和36)年、神奈川県川崎市生まれ。法政大学中退。デルモンテ平山名義でZ級ホラー映画のビデオ評論を手がけた後、1993年より本格的に執筆活動を開始。実話怪談のシリーズおよび、短編小説も多数発表。短編『独白するユニバーサル横メルカトル』(光文社文庫)により、2006年日本推理作家協会賞を受賞。2010年『ダイナー』(ポプラ文庫)で日本冒険小説協会大賞を受賞。最新刊は『俺が公園でペリカンにした話』(光文社)。

「2023年 『「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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